相手のことをわかる必要あり?
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最終更新日:2016/10/15
et cetera
> ほんとうの寛容さはつねに戦闘状態にあるはずで、寛容にする側もされる側も、どちらもぞんぶんに傷つく。
> 堀江敏幸
(折々のことば 選・鷲田清一)
「相手のことは、本当のところ絶対にわからない」
ことを前提にしなきゃならないんだろう。
そもそも、「わかる」必要があるのかどうか。
「理解しようとする」
「相手がその感情で覆いつくされていることを認める」
「相手には語られていない前提があり、
本人が自覚していない前提もある、と認める」
「相手には乗り越える力があると思える」
「今の状況も、相手にとって必要な経験だ」
と思ったら、
「戦闘状態」ではないし、
「ぞんぶんに傷つく」ものでもない。
話を聴きながら、解決の方向性を勝手に自分で設定して介入しようとするから、
「戦闘状態」になってしまう。
むしろ、「戦闘状態になる」くらいの方が正常だけどね。
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