滝行体験

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　　あなたの内なる自然 little　2010.07.05
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　「自分らしく１００％表現」の 若狭 喜弘「Yoshi（よし）」です。
　今日の夕刊を読んでいて、ご縁を感じたのでここに記します。
　何気なく読んでいましたら、カラーで滝行の写真。
　　　「そういえば、滝行ってしたことがあるよな」
　と思ってよく読むと、
　「滝行したことがあるよな」どころじゃなく、お世話になったところ
でした。
　お寺は、兵庫県豊岡市の日蓮宗・法華寺です。
　お邪魔したのは、２００８年９月末ごろのことでした。
　以前から滝行体験をしたいと思いつつ、思ったままで放置していました。
　その年、学んでいたセミナーで
　　　「これからへの参考体験として、気になっていることを体験して
　　　　みましょう」
　という宿題が出ました。
　ほかの人のリストを聞きつつ、自分でも、やりたいことを１００項く
らい挙げました。
　その中に、「滝行」がありました。
　座禅体験をさせていただけるところは、地元の滋賀県でも、お隣の京
都府でもいくつかありましたが、滝行はなかなか見つかりませんでした。
　Web上の情報を頼りに問い合わせても、「もうやっていないのですよ」
とお答えいただくばかりでした。
　それらの情報の中に、法華寺さんがありました。
　ありがたく受け入れていただきました。
　滝のある場所は、お寺より山に入ったところですので、登山靴もしく
は山登りができる程度の靴が必要です。
　で、記事にあるように、着替え、素足になって滝の下に入りました。
　ご住職は、横について、お経を唱え続けてくださいました。
　頭に伝わる水を感じ、頭から身体を伝わる水を感じ、岩肌から身体に
かかる水しぶきを感じてました。
　水が冷たかったので、ひたすら体の中で火が燃えるイメージ、足の下
から熱が補給されるイメージをしていました。
　やめようかな、と何度か思うことしばらく、ご住職から
　　　「そろそろ、やめられてはいかがですか？」
　お声掛けいただきました。
　聞きましたら、３０分程度滝行をさせていただいていたようです。
　靴の置いてある場所まで、岩壁に手を添えながら戻りました。
　よくわかりませんでしたが、体が冷え切って真っ直ぐ歩けなかったよ
うです。
　そう、そのときのテーマは、「興味本位」も正しく感じますが、
　『自分の中と外界を真っ直ぐにつなげる試行錯誤』
　だったように思います。
　ご住職、お世話になりました。
　車がないと行けないところですから、新聞記事に出たからって、大挙
して人が訪れることはないだろうと思いますが、少人数で静かに自分と
向き合う場であって欲しいと願います。
　冗談でなく、山の水は冷たいです。くれぐれも無理をなさらぬよう。
　記事は、朝日新聞夕刊４面 Do「癒されたいっ」（２０１０年７月５日付）。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）
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