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あなたが責任を持つ範囲はどこまでですか?

公開日: : Open-minded Life lit

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  The Open-minded Life little 2011.08.10
           &
 仕事のプロのためのコーチング技術 MINI 2011/08/10
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 「セカンド・コーチ」改め、
 「コンサルタント(Consultant for you)」の若狭 喜弘「Yoshi(よし)」です。
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 前号『「認識感覚」チェック』をご覧いただけましたか?
 あなたは、「主観型(内的基準型)」「客観型(外的基準型)」のどちら
でしたか?
 私はもちろん、「主観型(内的基準型)」です。
 今回は、その具体例を書き始めたら、かなりややこしいことになりました。
 もし「??」となったら、さらっと読んで、またいつか何かに気づいたと
きに戻ってきてください。
 先日、私自身のことについてやっと気づいたことがありました。
 生まれてこの方数十年、三昔も四昔も前から生きてきて、「変だな?」と
思っていたことの理由の一端がやっとわかりました。
 何がわかったかと説明する前に
 あなたに質問です。
   『あなたが責任を持つ世界(観)の範囲は、どこからどこまでですか?』
 もちろん「責任」は、役職や立場という意味ではありません。
 人生の視点で答えてください。
 別の質問の形にすると、
   『あなたが見たもの、聴いたもの、感じたもの、それらはすべてあな
    た自身のフィルターを通じて認識したものと思っていますか?』
 それほど変な質問ではないので、2つ目の質問に対して『Yes』と答える方
が大多数でしょう。
 また、これらの2つの質問は、私にとっては同じことですが、ずいぶん印
象が違いますね。
 これが、私と周りのほかの人との間で、言葉が表す意味のずれを起こして
いた原因だったと思い当たったのです。
 私(Yoshi:よし)の回答です。
  ●責任を持つ範囲は、「すべて」。
   目で見えるもの、耳で聞こえるもの、身体で感じられるもの。もちろ
   ん、直接関わったものだけではなく、メディアやインターネットから
   得られたものやほかの人の研究によってわかったものも含みます。
   ただし、行動する対象は、必要性があるものに限ります。(=私が
   「必要」と判断したもの)
  ●「見たもの、聴いたもの、感じたもの」が認識できる世界のすべてで
   す。
   認識論では一般に、内側を主観といい、外側を客観といいます。
   外側の客観のできごとは、「自ら主観を広げること」、「ほかの人か
   ら伝えられること」によって知ることができます。それまで、認識で
   きません。知ったことによって、「主観」(=内側)の事となります。
   客観領域のことは、法則など根拠を探して想像しますが、可能性(=確
   率)でしか表せません。
   客観領域のできごとには、日常で使う「客観性」という言葉には含ま
   れる「普遍性」「真実性」はありません。
 少し補足しますと、
   デカルトの「我思う、ゆえに我あり」
 有名な言葉ですが、ここ2年くらいの間にこの言葉と再び出会って、自分
自身の足元を固める言葉だと思えました。
 つまり、
   ・まず、思っている自分という存在は、確実に存在する。
   ・それを広げていくと、「私が認識している(見て、聴いて、感じて
    いる)世界は、私が認識しているから存在する。」
   ・だからこそ、過去の経験や思い込みで捻じ曲げることなく、正確に、
    そのままを認識する能力を身につける必要がある。
 と思っています。
 小難しい言葉の羅列になったので、
 過去に「変だな?」と思った私の体験を挙げて、気分転換していただきま
しょう。
   ・「人はすべて、自分自身のためにしか行動していないものだ」と発
    言したら、感情的な猛反発を受けた。
   ・その人の、年齢、生別、経験によらず、「(普遍的、絶対的な)間
    違いはない」と思っている。ところが、コーチ仲間の発言に、「正
    しい/間違い」の価値判断が必ず入っている。少なくとも、「許し
    てもいい正しさ/間違い」と「許せない間違い」があるように感じ
    た。
   ・コーチングの学習の場で、「(誰の目から見ても)現在からゴール
    への最短距離」が一つであることが普遍的、客観的な事実のような
    説明しか聴いたことがない。私の目から見て「折れ曲がった道」が、
    相手にとっては「最短の直線」であるかもしれないのに。
   ・相手の選択や判断、行動は、「(侵害してはいけない)相手のもの」
    と思うので、情報提供や選択肢を増やすことに力を入れるが、「何
    を言いたい?」と反応されることが多い。自分の意見を述べ、それ
    に対して「正しい/間違っている」の議論をしても、あらゆるレベ
    ルで「無意味」だから議論をしない方法を取っているのだが、理解
    されないことがある。
   ・逆に、明らかな勘違いの指摘や表現方法の修正案は、喜んで受取る。
    しかし、それをそのまま強制されることは拒否する。特に、相手が
    「(私が)間違っている」と信じているときには、矯正する以外の
    選択肢を持ってくれていない。「間違い」じゃなくて、「(経験や
    認識の)違い」としか思えないことが大多数。結果、対立になり、
    感情的なしこりが残った。
   ・私は、私自身の責任を果たすことが大切である。人は、その人自身
    の責任を果たすことが大切である。原則として、自分自身のことの
    みに責任を持つ。求められないのに、人の領域に手を出してはいけ
    ない。(「先輩が掃除されているのに、新入社員が何言っているの?」
    と叱られた経験があり。)
 ごめんなさい。
 気分転換にならなかったですね。
 仕方ないので、今回は、このまま最後まで行きます。
     『すべては、この世界を、私がどう見ているかだ』
     『できごとの捉え方(=見え方、感じ方)を変えれば、世界が変
      わる』
     『 “決める、行動する、得る” ができるのは、自分自身だけ』
 とするほうが、シンプルだと思うんだけどなあ。
 (私のタイプとは違う人のことは「複雑」と見えます。)
 「引き寄せの法則」も、
   「私に都合が良いものが向こうから自主的にやってくる」
 のじゃなくて、
   「見えている世界の見方(=眺め方)を変えたら手に入れることがで
    きた」
 というだけだと思うんだよなあ。
 基本的に
   「相手の結論を出す能力、出した結論、行動の結果」をそのまま認める
 が、私の生き方のスタンスだし、コンサルティングやコーチング時のスタ
ンスもそう。その上で生まれてくるものを一緒に待つのが楽しみなのです。
 ただ気がかりは、多数の日本人は、もしかすると「間違いを訂正されたい」
「正しいことに矯正されたい」と思っているかもしれないことですね。
 さらに根本的に、「私が知らない “正しいこと” がどこかにある」と思って
いるのかも。
 さて、
   『あなたは、どの世界で生きていますか?』
 私がどんな人物か、伝わっていたら幸いです。
 そして、私と話すことで「何か得られそうだ」と感じていただいたら、さ
らにうれしいです。
※不思議なことに、「答えはあなたの中にある」は、コーチなら誰もが知って
いるフレーズです。
 「主観(=内的基準)型」ではなかったら、「答えが外にあっても矛盾し
ない」ことになると思われます。どうでしょう?
                  若狭 喜弘(Yoshi)
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
 私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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