Vol. 40 人間万事塞翁が馬
公開日:
:
Open-minded Life
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The Open-minded Life【Vol. 40】 2011/08/16
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《人間万事塞翁が馬》
「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」の言葉はご存知
ですね。
辞書には、下記のように書かれています。
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塞翁(さいおう)が馬
《「淮南子(えなんじ)」人間訓から》人生の禍福は転々として予測でき
ないことのたとえ。「人間万事―」
◆昔、中国の北辺の塞(とりで)のそばに住んでいた老人の馬が胡(こ)の
地に逃げたが、数か月後、胡の駿馬(しゅんめ)を連れて帰ってきた。そ
の老人の子がその馬に乗り落馬して足を折ったが、おかげで兵役を免れ
て命が助かったという故事から。
[ 大辞泉 提供: JapanKnowledge ]
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東日本大震災以降、私がずっと持っていた「問い」の答えの一つとして、
この言葉と改めて出会いました。
その「問い」とは、
「 “想定外” と、どう向き合うか?
その場面で、私はどのように役立つのか?」
いまだ答えは出ていません。
このメール通信やBlogのタイトルは、「The Open-minded Life」です。
しかし、心をオープンにしていればいいというものではないでしょうし、
今のところ「想定外」と「心のオープンさ」を直接つなげる説明を思いつき
ません。
もし「心のオープンさ」が大事なのであれば、両者の間をつなぐ言葉があ
るはずです。
もともとの意味では、
「何が災いになり、何が福になるか予測できない」
というものです。
では単に「受入れる」という、「あきらめの中で流されるしかない」ので
しょうか?
それが、受動的な「受入れる」であるとしたら、能動的な「受入れる」と
は?
下記は、何かの災害を想定しているような言葉を使っていますが、今思い
ついた、一つの例です。ご了承ください。
決して、「能動的=良い」「受動的=悪い」と思っているわけでもありま
せん。
自分の意思を持って、行動して(=能動的)生き延びた、実例があります。
(アウシュビッツ、強制労働など)
力を込めて、自分の意思で行動する(=能動的)よりも、流れに逆らわず、
力を抜く(=受動的)方が生き延びられる場合があります。
どちらが正解か、まさに「塞翁が馬」の状態です。
ただし、「あきらめ」の言葉はどちらにもありません。
今考えられる結論から記します。
①予測をし、現状に応じた最大限の対策をしたら、それを承知した上
で日常を暮らし、結果を受入れる。
②予測をして、起こる可能性があるできごとを知っておく。
まず、①について。
現状の技術上、財政上の限界があります。これは、わかりやすいですね。
また、利害の衝突が生じたときのバランスをとることも必要です。
「地域による利害対立」や「自然を観光や収穫、生産に使って生活の糧に
している地域の、自然と人工物建設の是非」などがあります。
精一杯予測をしても、予測を超えることもあります。
これらをすべて承知した上で選択し、それによる結果を受入れる。
対策による不利益も、ご先祖や将来の子孫にも責任をもって説明できるよ
うに、判断には責任を持つ。
この結果も受入れることです。
②は、こんなことです。
お盆に、甥っ子、姪っ子とセミ取りをしましたが、音にかなり近づいても
姿が見えません。
でも、一旦見えると、1mもない距離にある幹に止まっていました。
居ることがわかっていても、見えないのです。
むしろ「見えていない」というよりも、見えていてもセミと認識できてい
ないのです。
これが、「居る・ある」と想像できないものだったら?
東日本大震災で、津波が見えても、立ち話を続けていた人の話がありまし
た。
ある瞬間に「はっ」と気づいて、一緒に逃げ出されたそうですが。
「起こる可能性があること」は、リアリティをもった実感を持ち、すぐに
行動に移せるようにしておいたほうがよさそうです。
今回のお話からこのようなことが導かれました。
・自らの責任で決める。
・その結果を受入れる。
・予測の際は、データとともに、自分の中の感覚も使う。
・見えるものを増やす。
・視点をずらして、見直す。
・視野を広げる。
メール通信やBlogは、「オープン・マインド」というテーマで書いてきま
した。
今回のテーマは直接にはあまり関係ないようにみえますが、日常生活とオー
プン・マインドをつなぐ際にはすぐ隣にあることばかりです。
このようなことにも意識を向けてはいかがですか?
さて、前回も問いかけましたが、
もう一つ、「Open-minded Life」とはどういうことだと思われますか?
あなたの体験を元に、この感覚を思い出してください。
では次回、お楽しみに。
『コンサルタント(Consultant for you)』
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□日 時□ 2011年9月26日(日)13:30~16:30
□場 所□ ウィングス京都
□参加費□ 正会員2,000円 一般3,000円
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