「話そうと思っていないことを話してしまいました」
公開日:
:
Open-minded Life lit
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The Open-minded Life little 2011.05.25
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『新しい酒は、新しい皮袋に』
「あなたがあなたをクリーニング(セルフ・コーチング)」をサポートす
る「セカンド・コーチ」の 若狭 喜弘「Yoshi(よし)」です。
これまでの体験から、オープン・マインドやコーチングにかかわる話を整
理してお伝えします。
先日のコーチング勉強会で、コーチング・エクササイズ(=コーチングの
練習)をしました。
そのときの話です。
私がコーチ役でした。
終わって、
「話そうと思ってなかったことを話してしまいました。
そのことって、カウンセリングの分野だと思ったので、最初は外し
ていました。」
と感想を述べられました。
それを聞いて、心の中でガッツポーズを思わずしていました。
だって、それに気づいてもらうのが、コーチングですから。
このあたりの話を音声としました。下記URLよりお聞きください。
[コーチングの目的は?]
あなたがコーチングを受ける目的は何ですか?
これは言い古された質問ですね。
さあ、あなたの目的は何でしょうか?
そういえばあまり他の人の口から聞いたことがありませんが、
私(Yoshi:よし)の考えるコーチングの目的は、大きくは以下の3つです。
●問題解決のため
●願望実現のため
●「幸せ」を感じるため
「問題解決」は、文字通りの意味で、「外から降ってきた災難への対処」
という場合が多いですね。
「願望実現」は、自らの願望をより練っていく作業と、実現するための過
程をサポートしてもらう時に利用します。
最後の「 “幸せ” を感じる」は、「想定外」の人生を生きていくため、一つ
一つの課題をクリアしていくのではなく、日常を肯定し、日々の生活やコー
チングの時間に幸せを感じることが目的となります。
今気づきましたが、順に「過去」「未来」「現在」に焦点が当たっていま
すね。
話を戻して。
どのテーマであっても、目の前の課題だけを見ていては、問題は解決しな
いし、目標を達成することはできません。
それで達成できるような内容であれば、一人でやればいいのです。
がんばって、がんばって、セルフ・コーチングで解決するのであれば、コー
チを雇う必要はありません。
意図せずにせよ、セルフ・コーチングをできるようになるために、コーチ
を雇うというのはあるでしょうが。
そうでない場合。
つまり、目の前の課題を見ているだけでは解決しない場合にどうしたらい
いか、という話です。
「ワーク・ライフ・バランス」という言葉があります。
(私は、対立項のようで、あまり好きな言葉ではありません)
ある仕事上の課題は、回りまわって、私生活の何かが反映していることが
あるのです。
もっというと、仕事上のテーマで、
・目標をわかっている、
・途中でやることをわかっている、
・職場の協力も得られている、
それでも
・行動がなかなか起きないし、
・気が回らないし、
・失敗することが多い
としたら、身体と頭と目標と行動が一つになっていないのです。
私(Yoshi:よし)は、「一直線上に乗っていない」と言いますが、同じこ
とです。
シンプルには、
「何か気がかりがありますか?」
ですけれど、あまりに漠然としているので、
「それを達成のために行動する途中で障害になりそうなことや、
それを達成したら不利益が発生するようなことはありませんか?」
と尋ねます。
この稿の一番最初に触れた方は、これだったのです。
「行動が止まっているわけではないし、協力者も多くて話は進んでい
るのだけれど、どうも心にしっくり来ていない。だから目標を改め
て考えたい。」
ということでした。
お話を伺って、ビジョンはあるし、能力も力もあるのに不安を感じられて
いる、それが当初不思議でした。
このような場合は、
●不安に思っていることをテーマに変えて、目標を設定する。
●不安に思っていることを解決した状態を織り込んで目標を表現しな
おす。
の2通りがあります。
それは、
●問題になっていることを凝視する。
●問題を含めた全体を俯瞰する。
ということになります。
「オープン・マインド」。
「意図(≒悪意)をもって隠したもの」だけではなく、
「善意で見えなくしたもの、シンプルにしたもの」
や「意図せず出さなかっただけのもの」
を、きちんと俎上に載せるために、
・心を開いて
・認知して
・俎上に載せることを決める
ことがステップとして必要です。
「善意で見えなくしたもの、シンプルにしたもの」も目標達成のための話
し合い(=コーチング)で不具合があるとはご存じなかったかもしれません。
でも、肝なんですよ。
そんな時、「オープン・マインド」という言葉で、あなたが見ないように
している障害物に目を向けていただければ幸いです。
若狭 喜弘(Yoshi)
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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