「自己肯定感が低いね」と言われても!
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et cetera
Facebookに、
「友達が、周りから『自己肯定感が低いね』と言われて、どうしたものか、と相談を受けている」
という投稿がありました。
僕は下記のコメントを書きました。
~~~~~~~~~
「自己肯定感が低いと周りの人に言われる」
が気になりました。
周りの人が何を見てそう言っているか、インタビューしたらおもしろいかも。
そして、それを否定するのじゃなくて、いったん受け取って、
さらに自己肯定感を上げる材料にしちゃえばいいかも。
人って勝手なもので、
「自己肯定感が低い」とか、
「天狗になっている(自己肯定感がむやみに高い)」とか、
自分のエゴを反映させた評価をしたがるものです。
~~~~~~~~~
2つ書いておきます。
「ほめたら天狗になるからほめない」という子育て法、育成法があります。
そんなの、
「ほめられても、ほめられなくても構わず突進していける」
という人しか伸びないんじゃ?
そういう人が伸びたからって、
微妙な心のひだに沿ったコミュニケーションができる人にはならないんじゃないかな。
ほめなくても、正当に評価してくれる人がいたら、
かならずそっちに行く。
芸の世界の師匠と弟子のように、強固なきずながある上でのことなら別だけれど、
職場や家族だと逃げ出していく。
これは、「芸」の世界は、
信頼して弟子にしてもらい、
弟子のすべてを引き受けると覚悟を支障が決めるから。
「契約」を意識する機会がある。
職場や家族にはそれはない。
~~~~~~~~~
もう一つ。
満足するレベルが違う場合。
例えばパソコンができない人ばかりの職場で、
職場の人のレベルからすると高い能力を持っているが、
その人が自信をもって「できる」と言うには、まだまだ不足している場合。
僕は、ルーチンを起用に回すよりも、ルーチンを創り出す方に行きたい。
2番目、3番目に上手にやるよりも、
わけがわからなくても1番最初にやりたい。
1番じゃなかったら、やる気が失せることが多い。
名誉はすべて1番の人のところに行くしね。
また、Aさん、Bさんの2人がいて、レベルが同じくらいで、Aさんの方が少し早く認知されたとしよう。
そうしたら、仕事の依頼はすべてAさんのところに行く。
「自己肯定感を持て」
と言われても、
Bさんが「じゃあ、僕に仕事を出して」と言っても、
「いや、まあ、Aさんがいるし」となることが多い。
周りの評価から、自分の真の実力を量って、
実力に応じた自己肯定感を持つことは難しい。
~~~~~~~~~
だから、周りが
「自己肯定感を高く持て」
と言っても無意味で、
その人自身が自分の基準でつかみ取るしかない。
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