「自分が持っている才能をどのように生かすか」への質問と回答
公開日:
:
et cetera-前者・後者, et cetera
Facebookに先に書いた記事
自分が持っている才能をどのように生かすか
https://oml.core-infinity.jp/2017/09/gifts/
に問い合わせがありました。
【質問】
①自分が、自分の才能が何かわからない時はどうしたらいい?
②才能をどう生かしたらいいかわからない時、どうしたらいい?
【回答】
「考えてください」とか
「これまで、さんざん書いてきました」とか
「ほかの人も書いてるよ」とか
これらのように返事するのは大人げないし、せっかく僕を信用して、僕の視点が欲しいと質問していただいたことなので、真剣に答えることにします。
①も②も、
「やりたいこと」だし
「やりたいことをやったらわかること」だよ。
という結論になりました。
何度も書いているけれど、「やりたいこと」というのは、
-------
『「やりたいこと」の見つけ方』
このように感じるとき、「やりたいことだ」と思える。
①私はこういうことをするとテンションが上がる
②こういうことなら、多少苦労があったとしても喜びがあるから取り組んでいきたい。成長していきたい
③これをやっている自分は尊敬できる
④私はこういう時間が好きなんだと思う
(しいたけ占いのことば より)
「私は今まで何をしてきた人なのか」ではなく、
「私はどんな人なのか」、
「私はこれから何をしていきたい人なのか」
(しいたけ占いのことば、石井ゆかりの筋トレ より)
-------
これらから浮き上がってきます。
ココまでわかっているけれど、「自分の才能がわからない」場合は、
キャリア支援をしている方とFacebookでやり取りしていた際に
-------
「やりたいことがわからない」人は、
「一度限りなので、失敗したくない」
「自分が望むものが100%ないとダメ」
と考えている人
-------
だと浮き彫りになってきました。
~~~~~~~~~
【回答】
これの逆を書けば、質問の答えになります。
①自分が、自分の才能が何かわからない時はどうしたらいい?
・感謝と愛嬌で、周りの人に助けてもらう。
・「できないこと」を恥じたり、すねたりせず、受け入れる。きちんと助けを求める。
・この話の流れの中では、「自分ができること」をする。
・「やりたいこと」をする。・・・・・・「できること」と「やりたいこと」は、DNAのらせんのように、常に隣にあって影響しあっている。
・やりたいことがわからない時、もしくは誰しも経験が浅すぎるので、
誰もみんなが、「興味惹かれるもの」をとりあえずいろいろやってみる。
・もしくは、近くの人が困っていることを手伝う。(依存関係、ただ働きを期待されるようになった時にお別れしてもいい)
・やめる条件を最初から用意しとかない。
・何かしら、いいところがあるので、それはどんなところか拾い上げてみる。
・複数を経験したら、共通項を探してみる。
・スティーブ・ジョブズのカリグラフ(文字装飾)のように、いつ役立つかわからないこともあると思っておく。
(植松努さんやマツダミヒロさんのイラストについての話は知られている。
もしくは、自分をリラックスさせる趣味の世界、別の世界への入り口かもしれない。
もちろん、「何の役にも立たなかった」もあるだろうけれど、それはそれでいいじゃない。)
②才能をどう生かしたらいいかわからない時、どうしたらいい?
・「能力」や「スキル」は、使う場面が先にあり、学びに行って身につけることができる。だから、使い先は明白。
・「自分の才能」にこだわらない。(この段階では、エゴでゆがんで、心がねじれている)
・「自分の才能」は、生かす場ができた時にわかる。(「神様、こういうことだったんかい」など)
・「自分の才能」をどう生かすか、という問いは無意味。
生かす場が目の前にあって、自分はその才能がある。
生かす場も興味惹かれるやりたいことである。
だったら、「使わない」という選択肢を普通は選ばない。
・その時に「躊躇してやらない」という選択肢を取らないトレーニングをしておいた方がよい。
(「よけいなものを持ちすぎない」
「これ、と思ったものにはすぐに手を出し、しっかり握る」トレーニング)
120歳まで生きるとして、二十歳からの年数は100年しかない。
やりたいこと、興味があることは移り変わるかもしれないが、
100年はあまりに短い。
一瞬一瞬を大事に生きる、感じ切って生きるのは大事。
一方で、最上級の碁や将棋をする人のように、1手を打ったら数十手先まで決まってくることを考えると、
1つの行動は、続く行動の結論が出るまで止めることはできない、
とすると、あまり多くのことはできない。
そこまで考えたら、やりたいことをやったほうがいい。
※「失敗したくない」心理:
僕の考える仮説だが、
「失敗した人を笑う人」が周りにいるからではないだろうか?
「失敗したできごと」ではなく、「失敗した人」を笑います。
やった本人が一番思っている、「失敗しちゃいけないじゃないか」と当然のように言います。
だから、「失敗したくない」のかなあ、と思います。
何手か先まで読んで行動を決めていたら、
「失敗しない」のは無理だけれど、
「あわてない」覚悟ができています。
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