人が体験し尽くすのを見守る
公開日:
:
Open-minded Life lit
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The Open-minded Life little 2012.06.05
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コンサルタント(Consultant for you)の若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。
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セミナーやワークショップにもいろいろなものがあります。
自分の心のコアを取り扱うワークショップに参加した時のことです。
突然、参加者の一人が、何かのスイッチが入ったように泣き叫んだ経験が
あります。
そのワークショップの主催者は、その人と会話をしながらただ静かに見守っ
ていました。
別の参加者が「ハグして差し上げていいですか?」
と質問しました。
すると、その主催者の方は、
「それは、誰のための行動ですか?
ハグしたい、というのは、見ている自分の動揺を抑えるための行
動ではありませんか?
今、この方は、体験し尽くそうとしています。
ハグすることで、せっかくのその機会を奪って元の状態の戻して
しまうことになりますよ。」
と回答されました。
質問者は理解して、じっと見守るために席に改めて座られました。
このような場に居合わせたのは、何度もあります。
主催者の方もいろいろです。
私たちは、「体験し尽くすこと」が大切だとわかっています。
体験し尽くさないと、再び同じ試練がやってくる、とも。
そして、体験し尽くした先には、穏やかな空間が広がっていることも。
また、「体験し尽くすこと」はその人の権利であり、周囲の人はその機会
を奪ってはいけない、ということも。
でも、わかっていません。
頭でわかっているつもりでも、心底腑に落ちていないので、
自分の周囲でこのようなことが起こると、心にさざ波が起こります。
「なんとかしてあげたい」
「なだめてあげたい」
とも思います。
この感情は、文字にしたらよくわかります。
自分のための感情です。『自分自身のエゴ』です。
相手のため、人のため、と言いながら、結局は自分のためなのです。
人は「危険を避けるため」と言いながら、
自分自身が学ぶ機会、周囲の人が学ぶ機会を奪っています。
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これも、人が「体験し尽くすこと」を奪う行為かもしれません。
以下は、創作です。
同様に泣き叫ぶ参加者がいました。
なだめる言葉をかけたわけではありませんが、主催者が話しかけたことで、
泣き叫んでいた参加者は論理的な会話をするようになりました。
「論理的」とは、「客観的」ということです。
それは、NLPでいう「ディソシエイト(=分離する、客観視する)」です。
一方、「体験し尽くす」とは、
NLPでは「アソシエイト(=一体化する)」です。
泣き叫ぶ参加者に話しかけて冷静にさせてしまったわけです。
冷静にさせてしまっては、「体験し尽くす」場とはなりません。
セミナーやワークショップに参加して、このような場に遭遇したことはあ
りません。
でも、日常はこのように行動してしまいます。
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子供が泣き叫ぶ。
クレームを言う人が電話や窓口で激高する。
悲しいことがあって泣き崩れる。
共感の感情と行動を示して、日常生活で大丈夫な範囲まで戻そうとします。
自分自身の安心のため。
でも、それは、相手にとって本当に必要なことなのでしょうか?
それは、見ている私たちが苦しいから起こしている、エゴからくる行動な
のではないでしょうか?
このようなことを考える際に思い出すことがあります。
対人支援を学んでいた時に、講師の方が話されていたことです。
同様のことは、カウンセリングでも起こります。
カウンセリングの部屋に入ってきて泣き崩れ、泣き止まれないこともある
そうです。
普通の感覚で接したら、
・なだめて
・肩を抱きながら
・ティッシュやハンカチを渡し
・顔を近づけて
・穏やかな声をかける
としてしまいます。
でも、本当にカウンセリングを成功させよう(=クライアントの方が最大
の成果を得る)と思ったら、
『ただ見守っている』
ことが「最大の援助」なのだそうです。
そのうち、クライアントさんは、泣き止み、自分にとって必要なことを語
りだします。
決して無視するのではなく、過剰に関わるのではなく、
「安心して、感情にアソシエイト(=一体化する、体感する)でき
る場を提供する」
ことが大切なのです。
このことを知らない人にとっては、とても難しいことです。
特に共感性が高い人には、苦しいことでしょう。
でも、
「私は、何のためにこの人と関わるか?」
「私は、最大限何をしてあげられるか?」
を考えたら、どれだけ苦しくても
「目の前の人が体験し尽くすのを邪魔しない」
ことが大切と、わかりますね。
誰もが、「感情にアソシエイト(=一体化する、体感する)」できる場を
持つ社会。
それが、「自分のありのままが受け入れられる社会」。
次の時代をつくるベースになります。
若狭 喜弘(Yoshi)
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
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