言葉は重いぞ

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　　The Open-minded Life little　2013.08.13
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　生きる『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘（Yoshi：わかさま）です。
　「よし」もしくは「わかさま」とお呼びください。

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　生きる『原点』を一緒に創るコーチの若狭　喜弘（Yoshi：わかさま）です。

　「叱る、怒る」の派生咄。
　「言葉は重いぞ」の話です。

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　小咄として。

～～～～～～～～～～～～～
　ほかの生徒さんや先生に向かって、「バーカ、バーカ」と言う生徒さんが
いました。
　今も昔も変わらないのかな。
　人を馬鹿にしているというよりも、テレビや誰かから「バカ」と言われて
その言葉を覚えた。
　もしくは「バーカ」と言うことで、ほかの人の反応が面白くって、口癖に
なってしまった。
　という理由なのでしょう、きっと。
　でもあまり上品じゃない、と感じていました。

　ある時、

　　　「そんなことを言うと、大好きなお父さん、お母さんがそんな言葉を
　　　　使っていると思われるぞ。
　　　　そんな風に思われるの嫌だよな」

　と話しました。

　　　「いいもん」

　とは言っていましたが、何か心に残った様子でした。

　それでも、「バーカ、バーカ」と言い続けるので、「コラ」と怒ったら、

　　　「バーカって言っていいよ」

　と、自分に言ってもいいと言い始めました。
　困っちゃって、

　　　「先生がその言葉を言うと、君のトラウマになるから言わない。
　　　　将来、君が『がんばろう』と思った時に、先生の声で『バーカ』と
　　　　思い浮かんだらやる気が消えるので、絶対に言わない。
　　　　先生の言葉は、それほど重いぞ」

　と言ったら、これも納得したような、しないような。

　でも、それだけ重い、影響力が大きい言葉を出せるよな。とわが身を振返
りました。
～～～～～～～～～～～～～

　その時は、本気でそんな風に思いました。

　あなたは、そんなことを感じたことはありませんか？

　今、このことを分析してみますと、

　　　　『スポンサーシップ（NLP）の方法で、相手を否定すること』

　と気づきました。
　つまり、「NLPのスポンサーシップ」は、相手の全体を受け止め、身体から
存在まで全てを承認します。

　小難しくなっちゃいました。

　　　　「理由不要の愛で相手と接すること」

　これが、スポンサーシップです。
　先の小咄は、スポンサーシップの正反対で、「全身全霊で、相手の存在を
否定すること」と言ってもいいでしょう。

　そんなことをされたら、人は「ひとたまり」もありません。
　ましてや、自分が愛してほしい人からこのような仕打ちを受けたら、生き
る気力もなくしてしまいます。
　「愛してほしい人」でなくても、ダメージは極めて大きいです。

　「言葉は重い」

　ことを自覚しなきゃいけませんね。

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　本気で「叱るとき、怒るとき」は、これくらい重い言葉で、しっかりと伝
えたいものです。

　ロボット教室では、本気で怒っています。
　もちろん、生徒さん達にはきちんと理由も説明します。
　怒る側には、理由と、どうしてほしいかをきちんと説明する責任がありま
す。

　研修でも同様のことがあります。
　たまに、中学生、高校生のようなコミュニケーションをとる受講生もいる
のです。
　回数は片手ほどもないですが、本気で怒りました。
　その結果、嫌われちゃいまいた。
　ほかの受講生からは、「言ってもらってよかったです」と感謝されました
が。

　「学びたいから来ている」という人ばかりでないので、このようなことが
起こるのですが、わが身を振り返ると結局は『講師の力量』の話でもありま
す。

　　　「私の伸び代」

　です。

　でも、本気で怒ると、エネルギーを使うんですよね。
　「できることならば怒りたくない」。これもまた本音です。

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　　　「言葉は重い」

　のは事実です。

　一方では、
　言葉の重さを自在に使い分けられたら、人生が豊かになると思いませんか？

　自分の表現力が深くなり、またコントロールできるようになります。
　なによりも、人との関係が深くなります。

　それは、人生が豊かになることです。

　どうぞ遠慮なく、
　あなたも、スポンサーシップを身に付けてください。

［さらに・・・］
　スポンサーシップを身に付けると、今度は逆に

　　　「言葉だけじゃない。
　　　　言葉よりももっと強力なものがある」

　と気づくかも。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭　喜弘（Yoshi：わかさま）

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