「ワーク」で大切なのは、何をする場なのか理解していること
公開日:
:
Open-minded Life lit
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The Open-minded Life little 2011.05.06
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『新しい酒は、新しい皮袋に』
あなたの次のステップのための「セカンド・コーチ」の 若狭 喜弘
「Yoshi(よし)」です。
バイロン・ケイティさんの『ザ・ワーク 人生を変える4つの質問』につい
て、前回記事にしましたが、心の中がモゾモゾするような、ザワザワするよう
な感覚がありました。
しばらく、その理由がわかりませんでした。
反芻するように思い出すと、
「出来事の事実と、感情の事実を区別する」
ことだなあ、・・・・・・・??
思い出しました。
以前、記事にしていました。
『Vol. 29 『出来事と感情の事実』を眺める
http://ameblo.jp/inner-nature/entry-10804226476.html 』
『出来事と感情の事実』を眺める
1.「出来事の事実」と「感情の事実」を書き出して区分する。
2.どんな常識や前提を置いていたか?
「いつでも?」「どこでも?」「誰でも?」「本当に?」
と自分自身に質問して、『No』であるもの。
3.それら「過去の事実」を書き出して、客観的に眺める。
4.「過去の事実」は事実として受け入れる。
5.「では、これからどうする?」を自分の内に問いかける。
そのためのワークシートも提供していました。
現在でも申込み可能です。
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ワークシートのPDFファイル版も用意しました。お申込みください。
https://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P63624172
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と、自分の宣伝のためにこの記事を書き始めたのではありません。
「バイロン・ケイティ著
『ザ・ワーク 人生を変える4つの質問』
http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4478003777 」
を読んでいて、そのワークに取り組むにあたって大切だなあ、と思ったこ
とをここで整理します。
私(Yoshi:よし)の書いた言葉と、本書はこのように対応しています。
出来事の事実=「本当」
感情の事実 =「ストーリー」
そして、本書が秀逸なのは、客観的に眺めるツールが用意されていること
です。
1.現状を書き出すワークシート
それは、現在の感情をそのまま記述するワークシートがあることです。
それも、あからさまな言葉となるように、穴埋め式になっています。
2.4つの質問
次いで、4つの質問です。
絡まった「出来事の事実」と「感情の事実」をガイド(=聞き手)が解き
ほぐしていきます。
「現実に起こっていること」と「思っていること」を区別する、単純なこ
とですが、ガイドは話し手の勢いに呑まれず、丹念に解きほぐしていきます。
ここで大切なのは、「話し手の信頼を得る」ことです。
ガイドとして、話し手の内容をジャッジしないこと、話し手をジャッジし
ないこと、共同作業者であり続けることです。
「単にそのようなつもり」として接するのではなく、「話し手への向き合
い方」「言葉の選択」「解きほぐし方が正確であること」が必要です。
3.文章の置き換え
そして、文章の「置き換え」です。
主語を交換し、動詞を逆転させていきます。
本書にも書かれていますが、「置き換えの文章をたくさん作ることが目的
ではなく、より真実に近いと思われる文章を作ることが大切」です。
置き換えた文章と向き合うことによって、自分自身の思い込みと出会い、
気づくことができるのです。
「思い込み」は、空気のように、当然のこととして、思考も行動も覆って
いるので、普通は気づけないのです。
全体を通して大切なことがあります。
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ワークに初めて参加する方のために言っておきますが、もし私がメア
リーに自分のストーリーを捨ててくださいと言っているように聞こえる
なら、ここでちょっと説明しておくと、そうではありません。ワークは
思い込みを捨てさせようとしませんし、克服したり発展させたり、降参
したりさせようとしているのでもありません。どれも違います。これは
あなた自身が内なる原因と結果に気づくためのものです。質問は、 “そ
の考えを捨てる理由は見当たりますか?” それだけです。
(人生を変える4つの質問[旧版]
By バイロン ケイティ, スティーヴン ミッチェル
安藤 由紀子(訳)
http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/404898134X
のP15より引用)
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聞き手(=ガイド)にとって大切なのは、以上を十分に理解し、その存在
となり、瞬間瞬間に実践していることです。
また、話し手(=クライアント)も、このことを十分に認識することで、
「自分自身が話し手として集中」し、「聞き手を信頼」していることが大切
です。
あなたが話し手になった際には、まず理解し、その場を安心してすごして
くださいね。
聞き手(=ガイド)は、まさにコーチと同じく、その状態を常に保つと共
に、保てなくなったときには正直に伝えるなど、敬意は持ちつつも、信頼の
置ける友人関係のような、率直なコミュニケーションを取れる関係を築く必
要があります。
さあ、ここまで読まれて、「ワーク」を受けたくなりましたね。
人間、生きていれば何かと苦しみを背負っているものです。
少なくとも、本書を購入し、一人でワークをしてください。
頭で考えているだけではダメですよ。
文字にし、口から言葉にして出してください。
コーチの立場で追記しますと、
一人で無理せず、コーチに相手役を頼むのも、良い選択肢の一つです。
[解説しよう]
コーチングでは「オートクライン」などというカタカナ言葉を使いますが、
簡単なことです。
言葉にするときに考え、口から発するときに瞬間のひらめきが起こるので
す。
「自分の言葉を耳から聞いて気づくことがある」と言いますが、
私は「口から言葉を発するときに気づきや葛藤を発見できる」と考えてい
ます。
若狭 喜弘(Yoshi)
※4月より、セッション料金を改定しました。継続中の方は据え置きです。
改訂後の料金は、Webサイト http://ameblo.jp/inner-nature/ をご覧ください。
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
メール通信をお届けしています。登録はコチラよりどうぞ。
→ https://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P69060698
※2011.05.07
最後の文章「口から言葉を発するときに気づきや葛藤がある」を一部修正しました。
5月期、6月期 の体験セッション、無料オリエンテーションを希望される方も上記よりどうぞ。
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