日常を刻んでいる時を伝える
公開日:
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Open-minded Life lit
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The Open-minded Life little 2011.05.10
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『新しい酒は、新しい皮袋に』
あなたの次のステップのための「セカンド・コーチ」の 若狭 喜弘
「Yoshi(よし)」です。
七夜物語(ななよものがたり)(川上弘美さん作・酒井駒子さん絵、朝日
新聞朝刊に2011年5月5日まで連載)のお話です。
残念ながら終わってしまいました。
これは、主人公の二人の成長の物語でした。
「人は成長する」
これはほぼ誰にでも当てはまる話です。
成長してしまえば、その物語は終わらざるを得ません。
終わって、次の物語に入っていきます。
ここで告白しておきますと、
恥ずかしながら、連載が終わってから後は、朝刊を読む楽しみがなくなっ
てしまいました。
と思っていましたら、物語を紡いでこられた川上弘美さんの連載終了にあ
たっての言葉がありました。
(言葉の力 物語の力 「七夜物語」の連載を終えて
2011年5月10日付朝日新聞朝刊 文化面)
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(読者の方の葉書に)
「今はただ、ずっと読んできた連載小説だけを読んでいます。日常とい
うものがまだこの世界にはちゃんとあるのだと思えるからです。」
(中略)
葉書を下さった方をささえたのは、おそらくわたし個人の力ではありま
せん。言葉の力なのです。物語自体の力なのです。書いていていいのだ
と許された気持ちでした。
(上記より引用)
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また別の箇所では、
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泣きながら小説を書いたのは、生まれてはじめてのことです。(中略)
震災の後にはじめてキーボードを打った自分の指が少しずつまた新しい
言葉を画面に打ち出せていることが、何の変哲もないことだと思ってい
たそのことが、奇跡のようなことだと、初めて感じたからなのでした。
(上記より引用)
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とありました。
素敵な言葉です。何度も読み返しました。
そして、私(Yoshi:よし)のメール通信であり、ブログですので、私の話
を付け加えて終わりたいと思います。
残念ながら、今、私が書いている文章で、私自身がそのような感覚が内か
ら湧いてきていません。
本来、そのような言葉をお伝えしたいと思っているのですけれど。
何者かに「書かされている」感覚はありませんが、
私の中で「今お伝えしたいこと」を言葉にしていることは確かです。
そのために、毎日文章をお届けすることは残念ながらできていません。
楽しみにお待ちいただいている感覚はどこかに持っていますが、お応えし
きれていません。
申し訳ありません。
その代わり、
4月中旬くらいに決めたことがあります。
「普通の私の今を伝えていこう」
と思いました。
震災のこと、それに付随する多くのことを考えると、「何もできない」自
分の力に愕然とし、
さらに、「何が自分にできることなのか」さえもわかっていなかったこと
に気づきました。
せめてできることとして、また、だからこその私ができることとして、
「時計の水晶が発振を続けるように、 “日常” や “日常のペース” を
感じてもらうものを提供しよう」
と決めました。
そして、ポジティブに触れすぎることなく、
「自分自身の人生を作るのは自分だ」と改めて感じていただける言葉
をお届けし、
「私の気持ちのゆれは、自然にそのまま記そう」と思いました。
その気持ちが、川上さんのところに届いた葉書の中の言葉として返ってき
たような気がして、
「これでよかったんだ」
と安心しました。
もちろん、川上さん宛ての葉書は、川上さんに向けた言葉ですから、私宛
ての言葉ではないのは承知していますが。
最近、よく思うのです。
「コーチングで目標達成」もいいけれど、「それは何のためなのだろうか?」
「その先に何があるのだろうか?」
ということは、それはコーチングの外側に広がる世界の話なのではないか、と。
今私が何らかの言葉をお伝えして、あなたがイキイキとして生きていくお
手伝いができるのであれば、それでいいのではないか、と。
「目標達成のコーチング」は、どこか小さく感じている私(Yoshi:よし)
がいます。
「ビジネス」や「生きていくため」には、「未来像を描いてあげて」「導
いてあげますよ」でないとお金を仲介したサービスにならないのはわかって
います。
ですが、自分の人生を決めて、自分の人生を歩いていくのは、他でもない
あなた自身です。
やはり、「あなたの人生をサポートします」としか言えません。
「未来像」「将来像」も人それぞれです。
少なくとも、「コーチの使い方」を何となくでも捉まえることができたら、
私(Yoshi:よし)にご連絡ください。
その先にお連れします。
と、また当初書く予定がなかった言葉を綴ってしまいました。
若狭 喜弘(Yoshi)
※4月より、セッション料金を改定しました。継続中の方は据え置きです。
改訂後の料金は、Webサイト http://ameblo.jp/inner-nature/ をご覧ください。
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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5月期、6月期 の体験セッション、無料オリエンテーションを希望される方も上記よりどうぞ。
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Comment
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私も、自分の出来る事が、まだまだわかりません。
言葉で支えられる事は多いので、ブログの内容に、とても共感いたしました。
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Son-Chic主宰 榎戸 桂子さん
ありがとうございます。
「自分ができること」は、考えれば考えるほど見えなくなってきますね。
外からの視点でしか、わからないことかもしれません。