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感情の井戸

公開日: : Open-minded Life lit

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  The Open-minded Life little 2011.06.04
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 『新しい酒は、新しい皮袋に』
 「あなたのセルフ・コーチング」をより効果的になるようサポートする
「あなたのセカンド・コーチ」の 若狭 喜弘「Yoshi(よし)」です。
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 新しい本を紹介します。
 出版は2006年と、5年前になりますが。
 この本も、ある人から紹介されたものです。
   「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)
   By 泉谷 閑示
   http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4061498622
 オープン・マインドに関わることが書かれていました。
 まず円、もしくは縦長の楕円を書いてください。
 その円の上のほうで、横線を一本引いてください。
 線を引いた上側が「意識」、下側が「無意識」です。
 「意識」は、頭であり、言葉や理性をつかさどっています。
 「無意識」は、身体であり、心であり、感覚です。
(懐かしいなあ。山崎啓支さんのNLPのプラクティショナー・コースでは、い
 つもここから出発していました。)
 今回お伝えしますのは、『感情の井戸』の話です。
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 意識の底から、無意識に向かって、井戸が掘られています。
 そこには、感情のボールが4つ入っています。
 地下に埋まっているときには、それは無意識にあるということです
から、その感情は意識されません。感情は地上、つまり意識の領域に
でてきてはじめて、自分で感じられるものになるわけです。
 4つの感情のボールは、(上から)怒・哀・喜・楽の順番で井戸の
中に入っています。これは、私のこれまでの臨床経験から明らかになっ
てきた、とても重要な所見です。
(上記書籍より引用)
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 このイメージ図の面白いところは、
    ・怒・哀・喜・楽の順番でしか取り出せない。
    ・上2つがネガティブな感情、下2つがポジティブな感情と言われ
     ている。
 今回は、これだけでお伝えすれば、もう十分な気もしますが、もう少し続
けます。
 「オープン・マインド」で問題になるのはこのことです。
 「オープン・マインド」とは、「感情の井戸の蓋が開いた状態」です。
 それも、4つのボールが残っていなくて、無意識と意識の間を自由に行き
来できる状態です。
 「何が?」・・・・・・・何でしょうね?
 「情報」かもしれませんし、「収蔵書庫に出入りする図書館司書」のよう
な役割のものかもしれません。
 ともかく、「感情の井戸の蓋が開いた状態」であれば風通しもよく、何か
の感情が腐って片隅に転がっているということもありません。
 もし、「感情の井戸の蓋が開いた状態」であれば、「いいことだらけ」と
いうよりも、「人生はここから」という気がします。
 理想の姿はこのようなものですが、
 まずは「怒・哀・喜・楽」のボールを取り出さなきゃいけない。
 それが難儀です。
 「怒」は良くないものとして、個人でも、世間でも出してはいけないもの
とされています。
 出さない努力をしますし、出してもすぐに引っ込めさせられます。
 となると、その下のボールは出ないのです。
 それに、出さなかったボールは、だんだんと古くなり、腐って悪臭を発し
てきます。
 心当たりありませんか?
 1回怒り始めたら、次から次へと過去の怒りの感情が出てきて、「今回怒っ
ていることとはまるで関係ない過去のこと」で起こっているということは。
 怒られるほうはたまったものじゃありませんし、
 怒っている方も、あまりに過去まで遡っていくと、体力、気力、時間を使
い果たしてしまいます。
 あ~もったいない。
 「哀」についても同様です。
 もっとも、そう怒ってよい場というのはありませんし、
 赤ん坊以外は人生を重ねてきていますから、たくさんの「怒」ネタを持っ
ています。
 カウンセリングを受けているのでなければ、なかなか出す場はないでしょ
う。
   でも出さないと、「喜」や「楽」のボールに到達しないし、オープン・
   マインドにもなれないとしたら、どうしたらいいのでしょうか?
 泉谷さんは、このような提案をされています。
    「心の吐き出しノート」
 「怒」や「哀」の感情を書きましょう、という提案です。
 思い出しました。
 私(Yoshi:よし)も、2008年ごろにやりました。
 もちろん、この本のことは知らなかったのですが、そのときのコーチから
の提案でした。
 やり方は簡単です。
 書いていけばいいだけです。
 でも最初は、「自分の人生の障害になっている人物」に狙いを定めると書
きやすいでしょう。
 大きなことから、小さなことまで。
 実際に言われて腹が立ったことから、身長、体重、声など本人がどうしよ
うもないことまで、あふれ出るままに書出しましょう。
 相手は、「親」「上司」「先生」などが定番でしょうね。
 頭の中で列挙するだけではダメですよ。
 ノートです。
 まずはやってみてください。
[余談ながら]
 今日、「この本のことを書こう」と決めてから、何か変な気持ちでした。
デジャブ感というか。
 よく考えてみましたら、「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」(文化放送など)
と同じことをやっていることに気づきました。
 どこか恥ずかしい想いです。
 でも、金八先生や、このラジオ番組のように心のことを取上げる姿勢は、
意識しないでモデルにしていたような気がしてきました。
                  若狭 喜弘(Yoshi)
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 私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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