「ファイト！」

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　　The Open-minded Life little　2013.04.10
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　『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘（Yoshi：よし）です。
　「よし」もしくは「わかさま」とお呼びください。

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　結局はあなたにちょっとした勇気を持ってもらいたい、もしくはちょっと
した行動を起こしてもらいたいと思っている、『原点』を一緒に創るコーチ
の若狭　喜弘（Yoshi：わかさま）です。

　今回は、中島みゆきさんの「ファイト！」のお話。

　この冬、１月ごろでしたか、大塚製薬のカロリーメイトのCMにこの曲が使
われていました。
　とっても違和感を感じました。
　それを書こうと思っているうちに忘れていました。
　今日、ラジオから「ファイト！」が流れてきました。

　書いておこうと思います。

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　歌詞をここに記すことは著作権違反に問われますので、リンク先を記して
おきます。

　　　ファイト！
　　　http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=39957
　　　（うたまっぷ.com より引用）

　「応援歌」といえば応援歌です。
　でも、そんな簡単に「応援歌」と言ってしまえるレベルの応援歌ではあり
ません。

　登場人物は、

　　　・中卒という理由で仕事を評価されない女性。
　　　・田舎から好きになった男を追いかけて東京に行こうとして行けなかっ
　　　　た女性。
　　　・男に力づくで思うようにされた女性。

　コーチングでは、「まず、やりたいことにエントリー（＝出場の意思を表
明する）しなさい」から始まります。
　ですが、エントリーをさせてもらえないのです。

　「ファイト！」と言うしかありませんが、私は何を応援できるのでしょう。

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　月並みなことを書いてしまえば、

　　　　・それでも、本当にやりたいことであれば「エントリー」すべきだ。
　　　　・少しでいいので勇気を持て。
　　　　・少しでいいので行動しろ。

　でも、
　「そんなのわかっている」
　です。

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　この歌詞の登場人物たちに比べれば、私はかなり恵まれています。
　文句を言ったら、「何をわがままなことを！」と今感じていることを完全
否定されます。

　私の体験にお付き合いください。
　過去の私の考えたことを読んで立腹したり、今の私をそれで評価しないで
ください。
　よろしくお願いします。

　私の場合は、２つ目の

　　　・田舎から好きになった男を追いかけて東京に行こうとして行けなかっ
　　　　た女性。

　に、近いと感じています。

　大学には行かせてもらいました。
　ただし、それは「学びたい」という思いよりも、「家から離れたい」とい
う思いからでした。
　こんな明確な言葉になったのは、最近のことですけれど。

　　　　「周りとだいたい同じように進学して可能性を拡げたい」

　でした。
　いよいよ家を離れる日に近づいた時、祖母からこう言われました。

　　　　「近所の人に、うちのことを頼むとお願いしに行って来い。」

　別のとき、住民票を移そうとした際に、

　　　　「おまえは籍を抜いてくのか！」

　それでも私は、大学のある静岡県に向けて出発しました。

　今、書きながら思い出したことがあります。
　父が幼い時に亡くなり、その後祖父もなくなり、

　　　　「おまえはお父ちゃんがいやへんから、ひっさって目立たんように
　　　　　していなさい。」
　　　　　（訳：おまえはお父さんがいないので、何を言われるかわからな
　　　　　　　　い。だから、目立たないように、人から下がって生きてい
　　　　　　　　なさい。主張なんてしてはいけません。）

　刷り込まれるように言われました。
　回数はそんなに多くはなかったかもしれませんが、あまりにインパクトが
ある言葉にいまだに忘れていません。

　「ファイト！」の女性との違いは、

　　　　「実家のある町を出ていったか」
　　　　「出ていけなかったか」

　だけの違いでしかありません。

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　お恥ずかしい話ですが、未だに引きずっています。
　「ファイト！」は好きな曲で、親しい仲の人とカラオケに行ったら必ず歌っ
ている記憶があります。
　そして、歌いながら泣いちゃって、ボロボロになってしまいます。

　「『原点』を一緒に創るコーチの若狭　喜弘（Yoshi：わかさま）です。」

　なんて書いていますが、ぜんぜん強くないですし、かっこよくもないですし、
　『原点』なんて、まだちっぽけなモノです。

　こんな風にして創ってこれなかったからこそ、今その大切さがわかってい
たりもするのですが。

　本当に、かっこよくないし、エラそうには何も言えないです。

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　だから、コーチングを始める前の段階の、

　　　　・自分に対する信頼感を持つ。
　　　　・自分が、自分の人生を過ごす責任を自覚する。
　　　　・自分の『原点』を持つことを許す。
　　　　・自分の『原点』を創る。

　ということを応援したいのです。

　私の経験上からも、

　　　　・学歴があっても
　　　　・きちんと就職していても
　　　　・収入がきちんとあっても
　　　　・外見からは幸せそうな暮らしをしていても

　周りから理解してもらえないので隠している闇や影といったものを持って
いる人は多いのです。

　私が大切にしているのは、
　ここからスタートする『原点』を一緒に創るコーチングです。

　ふと思うんです。
　このようなことを言うコーチは極めて少ないでしょうね。
　そして、私の命の長さからすると、無限の数の人の応援をすることはでき
ないでしょう。
　そして、以上のことと、この文章を読んでピンときたあなたの寿命の長さ
を考えると、そんなに時間があるわけでもないように感じるのです。

　「自分の人生と向き合う」のも選択、「向き合わない」のも選択です。
　強制することはできません。
　人生が変わってしまうことを受け入れる、本当の覚悟も必要です。
　よくなるか、悪くなるか、それはあなたのとらえ方次第です。

　あなたが入ってこれるよう、扉を明けておきますね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭　喜弘（Yoshi：わかさま）

※『がんばろう日本 三方よしプログラム（ http://p.tl/8J5q ）』
　私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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