ヤマダ電機での出来事

公開日： 2014/07/21 : Open-minded Life lit

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　　The Open-minded Life little　2014.07.21
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　あなたが今いる逆境を幸運に変えるコーチング若狭喜弘（Yoshi：わかさま）です。

　最近は、「受取れる」ようになってきたなあ、と感じています。
　といっても、「お金を受け取れる」という単純で直線的なお話ではなく、

　「頼まれるようになった」
　「能力を活かす場面に遭遇するようになった」

　というお話です。

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　昨日、ヤマダ電機にある商品がないかと調べに行きました。
　家電メーカーが製造している製品で型番があるようなものではありません。
　ロボット教室のモーターと電池ボックスをつなぐ「延長ケーブル」です。
　要は、ACアダプタの先についている丸型のプラグの先につける延長ケーブルです。
　昔の街の電気屋さんに行けば、そんなのがありそうだし、
　無かったとしても、作ってもらえそうなものです。
　結局無かったのですが、話はその後に起こります。

　出口方向のレジの近くにワゴンがあり、人だかりができています。
　何やらワーワーにぎやかです。
　そのうち、小さな女の子の泣き声が聞こえてきました。

　「何かタイム・ワゴンセールをしているんだろうなあ」

　と気に留めずにいました。
　それでもその近くを通らないと店外に出ていけないので、
　通りしなに様子を見ました。

　すると、

　　　「スーパーにあるようなカートに女の子が腕を突っ込んで、
　　　　抜けなくて泣き叫んでいる」

　のでした。
　女の子のご両親も一緒だし、周りに店の人も大人もずいぶんたくさんいたので何とかするだろう。
　それに、折り畳み式のカートだったら、仕組みを知らない自分は何もできないだろうなあ、と思って通り過ぎようとしました。
　しかし、カートは折り畳み式ではないし、店員さんはカートの鉄のバーの間隔を力で広げようとしているし、周りの人は

　　　「バールでも持ってこないとダメだよ」

　などと言っています。

　思わず駆け寄りました。

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　最初は、鉄のバーの隙間を広げるように手助けしていました。
　でも、よく観察すると、女の子の腕が通っている場所の構造を、女の子が理解したら自分自身で抜くことができそうです。

　そうは言っても、女の子はパニックを起こして、無理やり抜こうとしています。
　突然のことだし、驚いているし、痛いしで、仕方ありません。

　どんな構造かというと、

　　　「2本の割り箸を横に並べ、その間に垂直にもう1本割り箸を差します。
　　　　それを2本の割り箸と直角になるように倒していくと、
　　　　手を放しても固定されます」

　女の子も、女の子の身体を支えるお父さんも、

　　　「3本目の割り箸の上を持って下に引いていた」

　のです。
　そりゃ抜けないし、生身の人間だから痛いですよね。

　そこで、お父さんに

　　　「女の子の身体を引かないで、
　　　　むしろ肩をカートに押し付けるようにしてください」

　とお願いをしました。

　素直に従っていただいたおかげで、
　女の子の腕が自由を利くようになり、
　腕が抜けるように肘を持って動かしてあげると、ほどなく抜けました。

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　あとは、ご両親と、お店の人に任せておけばいいので、すぐにその場を後にしました。

　お店を出てから、

　　　「今日、この店に来たのは、このためだった？
　　　　こんな場面で必要だから、その店に行くように仕向けられた？」

　などと考えていました。
　だって、店に入って、すぐに店員さんに商品のことを聞いていたら、すぐに店を出て、今回の場面には遭遇しなかったはずです。
　まあ、本当に「役に立てて良かった」です。

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　そのまたあとで、少しの後悔も。
　トラウマにならないように、ケアしてあげられたなあ、と反省していました。

　　　「腕が抜けた後、
　　　　正面に回って女の子の顔を見て、
　　　　息を吐くように促し、深呼吸をしてもらう。その場の大人も一緒に。
　　　　そして、その場の全員で『痛いの痛いの飛んでけ～』と唱和する。
　　　　『痛かったね。びっくりしたね』と声をかけ、
　　　　『まだ痛い？痛かったら病院に行ってみてもらってね。』
　　　　と伝えたら、『バイバイ』と手を振って別れる」

　ここまでやったら、大丈夫でしょう。

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　最後の詰めが甘いなあ、と思いつつも、
　自分が役に立つ場面に呼んでもらえて、実際に役に立てて良かったなあ、と思えました。

　こんな風に、

　　　「自分が役立つことを感じさせてもらえて、感謝」

　なのです。
　人のためではなく、これもまた自分のためのことだったんですよ。

　頭で考えることではないので、「こんな人もいるんだなあ」と知ってもらえればそれで良いし、
　今回は引き寄せられてそんな場面に遭遇しましたが、
　きちんと目標を持って計画を立てて、講演などで人に大切なことを伝えるタイプの人もいらっしゃるでしょう。

　どちらが良いということではなく、
　自分自身の資質に応じて、できることをすればよいのだと思います。

　まあ、とにかく、今回のことは、良かったよかった。

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