ただその場に居ることの難しさ

公開日： 2013/07/23 : Open-minded Life lit

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　　The Open-minded Life little　2013.07.23
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　生きる『原点』を一緒に創るコーチ若狭喜弘（Yoshi：わかさま）です。
　「よし」もしくは「わかさま」とお呼びください。

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　生きる『原点』を一緒に創るコーチの若狭　喜弘（Yoshi：わかさま）です。

　気がつけば、２週間ぶりのメール通信です。
　では早速。

　今回は、「ただその場にいることの難しさ」のお話です。

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　このような体験がありました。

　先日の土日、私がアシスタントを務めておりますNLPのセミナーに参加して
いました。

　今回のメインテーマは、「スポンサーシップ」です。

　「スポンサーシップ」の「スポンサー」は、テレビ、ラジオ、新聞やスポー
ツのお金を出して、その運営を支える人達、団体のことです。

　「スポンサーシップ」とは、「応援する気持ち」「支える気持ち」のこと
をいいます。

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　NLPで「スポンサーシップ」というと、

　　　「活動を応援する」といった行動面のサポートではなく、
　　　「存在を認めて、相手の心が自由になる場を提供する」ことです。

　ぶっちゃけて言うと、

　　　●安心して自分の事を話せる場
　　　●安心して自分自身の忘れてしまった本質を探求できる場
　　　●何をしても、何をしなくても構わない、自由でいられる場

　を作る心持ちを「スポンサーシップ」と言います。

　なんかいいでしょ？
　それ自体、すぐに収入増や人を変える役に立つスキルのように思えないけ
れど、いいでしょ？

　ははは。
　結局それにつながるのだけれど、
　そのことは、すでに直感でわかっていますよね。

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　NLPのセミナーですから、

　　　　NLPの本質を知り
　　　　人としての本質を知り
　　　　思考と無意識の両方で理解し
　　　　NLPのスキルをトレーニングする場

　です。
　「トレーニングする場」です。

　　　　２人一組になり
　　　　向き合って座り
　　　　クライアント役は「ただその場にリラックスして」座っていて
　　　　ガイド役は、呼吸を合わせ
　　　　　　　　　　呼吸のタイミングで短いスポンサーシップ・メッセー
　　　　　　　　　　ジを声に出し
　　　　　　　　　　心の中でもメッセージを唱えます

　これを繰り返し行いました。

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　簡単そうでしょ？

　簡単です。
　さらにやってみると、結構難しいのです。

　何が難しいか？

　ガイド役の人は、

　　　・クライアント役の呼吸のタイミングを見つけること
　　　・スポンサーシップ・メッセージを口に出すタイミングを見つけるこ
　　　　と
　　　・スポンサーシップ・メッセージを心の中で唱えること
　　　・スポンサーシップ・メッセージをただ言葉通りに思っていられる自
　　　　分であること

　クライアント役の人は、

　　　・リラックスして座っていること
　　　・その瞬間の状況を感じること
　　　・ほかのことを考えないこと
　　　・ただその場に居ること

　ガイド役、クライアント役ともに、役割はありますが、
　演じるのではなく、「ただ素の人」としてその場に居ることが理想の姿で
す。

　　　　「ただその場に居ること」

　あなたはできますか？

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　ここで終わればカッコよい、スキルをお伝えするメール通信なのですが、
失敗談を一節。

　私は、日常生活で、特にお風呂に入った際に瞑想をしています。

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　静かな場所で、
　誰にも邪魔されず、
　力を抜き、
　ただその場に身を委ね、
　呼吸や皮膚感覚に意識を向け、
　思考を鎮めていきます
～～～～～～～～～～～～～～～～

　ということをしていると、上記スポンサーシップのワークでクライアント
役をしている時にも、無意識に同じことをしちゃう訳です。
　NLPのセミナー会場ということは、とても良い条件が整った環境ですから。

　で、一人で勝手に瞑想領域に入って行っちゃっていました。
　普段の瞑想では胡坐を組んでいるので、ワークでも椅子の上で胡坐を組み
そうにもなりました。

　このワークの目的は、

　ガイド役は、

　　　●ガイド体験をする
　　　●ガイドのトレーニングをする

　クライアント役は、

　　　●スポンサーシップの場を体験する
　　　●その場を、ただ味わう

　訳です。
　クライアント役の心が、勝手にどこかに行っていてはいけません。
　ガイド役のトレーニングの役にも立ちません。

　だからといって、ガイド役の人を評価しようと待ち構えたり、ジャッジし
てもいけません。

　ただ体験するのです。
　そして、その体験を素直な言葉でフィードバックするのが、クライアント
役の役目ですし、
　アシスタントは過去の体験者ですから、それをきちんとやりきる必要があ
ります。

　そんなことで、十分にクライアント役を果たしきれなかったという失敗談
でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭　喜弘（Yoshi：わかさま）

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