「若狭さんって、親切だけど、冷たいんだよな。」
公開日:
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Open-minded Life lit
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The Open-minded Life little 2011.06.12
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『新しい酒は、新しい皮袋に』
「あなたのセルフ・コーチング」をより効果的になるようサポートする
「あなたのセカンド・コーチ」の 若狭 喜弘「Yoshi(よし)」です。
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今回は、最近思い出したある人からのフィードバックのことを綴ります。
ゴールを決めて書き始めていませんので、どこにたどり着きますやら。
お楽しみに。
以前、環境コンサルタント会社に務めていたことを書きました。
そのときの話です。
あるとき、
「若狭さんって、親切だけど、冷たいんだよな。」
と言われました。
この言葉を最近よく思い出します。
コンサルタント会社と言っても、「説得するための論理、証拠を積み上げ
る」のが仕事ではなく、野外の生物の調査に出向き、その結果を取りまとめ
る仕事をしていました。
もちろん、「コンサルタント」ですから、「事業計画」と「生物相の保全」
について提言をし、有識者を含めた会議の運営にも携わっていました。
このような仕事内容はともかく、
「みんな、パソコンを適当に使ってる」
という状況でした。
どこの会社もそうでしょうが、こんな使い方でした。
・清書マシーン。
・とにかくワードですべての情報が一つにまとまったレポートが作れ
ればよい。
・データ解析は、それぞれがマクロプログラムを使う。
・データは個人専用のパソコンの中に。
ともかく、「仕事(=その年度の業務)のための道具」という位置づけで、
「動けばよい」「動かなければ、誰かなんとかしろ」という扱いでした。
仕方なく(・・・・・本当は好きで始めたことでしょうが)OA担当をして
いました。
物品の購入、パソコンの購入、パソコン故障時の対応、サーバーのデータ
のバックアップなど。
おそらく、このときに言われた言葉だと記憶があります。
「若狭さんって、親切だけど、冷たいんだよな。」
野外の生物調査にも出ていましたら、この言葉は、もしかしたら野外の現
地、レポートを共同で取りまとめているときのことだったかもしれませんが。
OA担当として、お願いしていたこと、話していたことがあります。
・OS(パソコン自体)の再セットアップを自分の力でできるようになっ
て欲しい。
・OSなどのアップデートは自分で対応して欲しい。
・作成したファイルは、誰もがわかるようにフォルダ名をつけて、サー
バーに置いて欲しい。
・マクロプログラムは、他の人が理解できずにブラックボックスとな
りやすいので、休暇時、退職時の引継ぎを考慮した形にして欲しい。
・パソコンを安定して動かそうと思ったら、ワードもエクセルも入れ
ず、インターネットにも繋がないのが一番です。それらを使うので
あれば、覚悟して、自分の責任で使って欲しい。
・パソコンの故障時は、「壊れた」という報告ではなく、それまでやっ
た手順と現在の症状をきちんと説明して欲しい。
・セキュリティソフトの購入やソフトウェアのバージョンアップはお
金がかかります。必要なものは、お金を惜しまないで欲しい。
これら、厳しいのか、厳しくないのかわかりませんが、各個人の技術レベ
ルがいろいろあり、やりたいこともいろいろある中で、「自己責任」をお伝
えしていました。
ただ、お読みの通り、OA管理者としては規則はユルユルでしたが、パソコ
ンを使えない期間が長くならないよう、個人を責めず「不足の部分」を埋め
ていました。
もちろん、本業の野外生物調査とレポート作り、会議の運営をしつつです。
枝葉の中に、幹が埋もれてきた感がありますね。
本筋の話に進みます。
おそらくそんな状況でこう言われたのです。
「若狭さんって、親切だけど、冷たいんだよな。」
今から思うと、
・使える人には適切な情報提供。
・その後は状況を見て、途中からお任せにする。
・使えない人には代わってやってあげる。
をしていました。
まあ、「冷たい対応」といえば冷たい対応です。
・自己責任。
・最後まで付き合わない。
・すべての人に対して代わってやってあげたわけではない。
・ブロックボックス化するものは極力使わせない。
というところが、言葉になった感情の出発点なのかもしれません。
もっと深いところの感情を眺めてみると、
私(Yoshi:よし)のやっていたことは、
・(日本人は)サービスの対価を支払う必要があると思っていない領域
だからかもしれません。「親が子どもの世話をするよう」なものとして。
だから、期待されることから比較して、減点されたのでしょう。きっと。
なお、職場の中のOA担当者に、個人からお金を払った方が良いといってい
るわけではありませんよ。対価を払うのは、運営責任者である経営者です。
もしかすると、当時、立場を変えて「もっと弱みを見せて、助けを求めれ
ばよかったのかもしれないな」、すると、交換条件として期待に沿うことが
できたと思わないでもないですが、どうだったのでしょう?
本人が「冷たい」訳ではありませんが、思考方法や行動パターンが社会
分野や企業文化に受け入れてもらっていない場合、「冷たい」「無責任」と
思われる、という事例でした。
同様に、
「オープン・マインド」は、自分自身にとっても、相手にとっても建設的
な関係を築ける生き方、自分の人生を創造する生き方ですが、周囲の人にとっ
て馴染みがないときには、少し苦労をされることがあるかもしれません。
でも、「自分らしく生きる」とは、「オープン・マインドで生きる」こと
です。
苦しい状況に出会ったら、私(Yoshi:よし)のことを思い出してください。
今回の事例としてでも、サポートする人としてでも。
あなたの「オープン・マインドな生き方」を応援します。
若狭 喜弘(Yoshi)
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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