Vol. 44　ビリーフをちょっと緩める

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　　The Open-minded Life【Vol. 44】　2011/10/11
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　「コンサルタント（Consultant for you）」の若狭 喜弘（Yoshi：よし）
です。
　セルフコーチング法、セルフコントロール法や自分を見つめる視点をお伝
えします。
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《ビリーフをちょっと緩める》
　最近、私自身の中にある、TA（＝交流分析）の「脚本」や「決断」を探索
しています。
　（参考：人生脚本を調べるワーク　http://ameblo.jp/inner-nature/entry-11043252776.html）
　ゆっくり時間をとって、書き出していきました。
　出てくるものといえば、
　　　・いいところまでいくが、勝たない戦略をとっていること
　　　・意思表明時の無力感を感じていること
　　　・自分自身以外を信じておらず、完全に委ねることがないこと
　　　・「協力してやり遂げる」が手持ちのカードの選択肢にないこと
　　　・あるコミュニティに短期間だけお世話になることに心地よさを感じ
　　　　る旅人思考
　　　・自分の中に、「まだ現われていないスーパーマン的思考能力」があ
　　　　ると信じていること
　などなど、人様にあまり自慢できないものばかり。
　「現状」として、記しておきます。
　これらは、うまく使えば長所になります。
　ポジティブな書き方をすれば、
　　　・相手に敗北感を持たせない戦略
　　　・一般の人の平均的思考とほぼ同じであること
　　　・自分自身を信じ、やり遂げること
　　　・何事も、一人でやり遂げていること
　　　・人は誰も、「受け入れよう」としてくれること
　　　・自分の中に、「まだ現われていないスーパーマン的思考能力」があ
　　　　ると信じていること
　となるでしょうか。
　ポジティブ面だけ見て生きていけるなら、それでもいいかもしれません。
　でも、ポジティブが強くなればなるほど、ネガティブな面もまた強く意識
するようになるものです。
　果たして、それで私たちは幸せでしょうか？
　ところで、このようなものについて、過去、何度も取り扱ってきましたね。
　TA（＝交流分析）では、「脚本」や「（幼児）決断」といいます。「脚本」
は行動パターン、「（幼児）決断」はその根本の判断基準です。
　NLPでは、「ビリーフ」といいます。そのほかに、思い込み、価値観、信念、
判断基準などともいいます。
　「価値観」「信念」などというと、「良いもの」と思われそうですが、結
局は自動反応です。
　本当はまっさらな自分であったはずなのに、胎児のころの体験、乳児のこ
ろの体験、幼児のころの体験、少年・少女期の体験で、こんなに色づいてし
まっているのです。
　「安全・安心」に「生きていくため」に、選んで身につけた自動反応です。
　自分自身と言っていいかどうかわかりませんが、まっさらな自分に自分で
身につけた道具なのです。
　でも、今の年齢になって、社会経験を重ねて、同じ道具を同じように使っ
ていていいでしょうか？
　NLPでは、「ビリーフを書き換える」ことが勧められます。
　それだけだと「洗脳」と同じことです。
　「洗脳」という言葉は怖いですが、「決断」や「ビリーフ」は、
　　　　・強いインパクト
　　　　・繰り返し
　で、すり込まれます。
　子供のころの「決断」も、状況に合わせて選んだものです。
　ある程度すり込みができると、「それが正しい証拠」を自動的に集め始め
ます。
　そして、その「決断」や「ビリーフ」は強化されるのです。
　言葉に反応するのではなく、仕組みをご覧ください。
　同じことです。
　それで、現在の “私” に合わない「決断」や「ビリーフ」は、どうしたら
いいのでしょうか？
　もちろん、不要なものは捨て去りたいとお思いでしょうが、
　ではどうやって、「決断」や「ビリーフ」を捨て去ったらいいでしょうか？
　NLPでは、「書き換える」もしくは「上書きする」といい、
　交流分析では、「緩める」といいます。
　これが私が交流分析が好きなところなのですが、
　　　「捨て去る」のではなく、まず認識して、次に「緩める」
　と表現するのです。
　で、どうするか？
　今持っている行動や思考のパターンを「良い」とか「悪い」とか価値判断
せずに、認識しましょう。
　それは、今まで “私” を守ってくれていたものです。
　でも、今となっては望まない結果になる原因になっています。
　あるいは、今でも望ましい結果を得られる行動や思考パターンですが、自
動反応はあまり心地よいものではありません。
　ですが、最初は必要だったのです。
　大変効果的だったのです。
　でも、現状では合わなくなりました。
　それを解消するために、NLPでは、
　　　「その行動や思考パターンが実現したいことの本質を知ります。」
　　　（このことを別の言葉で “肯定的意図” といいます。）
　　　「 “実現したいことの本質” を実現するために、今のあなたにもっと
　　　　もぴったり合った “新しいビリーフ” で書き換えます。」
　　　「 “新しいビリーフ” を持った自分に十分なじませるために、視覚、
　　　　聴覚、身体感覚で十分に体験します。」
　こうして、「ビリーフ」を書き換えていきます。
　交流分析では、
　　　「その行動や思考パターンが実現したいことの本質を知ります。」
　　　「その本質へのこだわりを少しだけ緩めるよう意識します。」
　こうして「緩め」ます。
　この穏やかさにとても惹かれます。
　あなたも、ビリーフをちょっと緩めてみませんか？
［さらに］
　実は、認識することがとても難しい「透明なビリーフ」や、おそらく同じ
ことが原因である「エゴ」は、際限なく心の奥底にあるそうです。
　これらを取り去ることを「クリアリング」とも言いますが、
　　　「幸せに生きるには、クリアリングを永遠に行わなければいけない」
　というパラドックスもあります。
　さて、あなたはどうしますか？
　さて、前回も問いかけましたが、
　もう一つ、「Open-minded Life」とはどういうことだと思われますか？
　あなたの体験を元に、この感覚を思い出してください。
　では次回、お楽しみに。
　　　　　　　　　　　『コンサルタント（Consultant for you）』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）
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　私（Yoshi：よし）が主催、提供するサービスは、すべて
　『がんばろう日本 三方よしプログラム（ http://p.tl/8J5q ）』
　に則って被災地支援に役立てます。
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　１０月期、１１月期 新規クライアントの
　お申込みは、下記URLをご覧ください。
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　テーマは、
　　　「行動・決断をするための情報が欲しい」
　　　「自分自身の才能（＝Gift）を活かして生きる」
　　　「オープンマインドを身につける」
　　　「セルフ・コーチングを身につける」
　　　「ハイ・パフォーマンスを出す」
　　　「心身を整える」
　　　「実践的コーチングを学ぶ（簡略版）」
　　　「コーチングを学ぶ（Coashing Basics）」
　　　「わかっているのにうまくできないコーチングを改善する」
　　　「事務局運営を活性化して参加者との関係をより良くする」
　　　「TwitterやFacebook、ブログをはじめる」
　など。
　Coaching Basics 研修や少人数トレーニング、勉強会については、別途ご
相談ください。
　研修の例
　　　「フィードバックするだけで相手が変わる」
　　　「相手の気持ちを知る（ポジションチェンジ）」
　　　「自分と違うタイプの人とのコミュニケーション法（多様なタイプを知る）」
　　　「会話の極意（相手を知るには、まず周りのことを質問することから）」
　　　「沈黙が怖くなくなる聴力向上」
　　　「ほめる～あなたの気持ちを伝える～」　ほか
★平日夜のコンサル・ミーティング（梅田）
　　・日付：１０月４日（火）、１４日（金）、２５日（火）、２８日（金）
　　　　　　１１月４日（金）、１４日（月）、２２日（火）、２９日（火）
　　・時間：１９：３０～２１：００
　　・場所：大阪・梅田にて（お申込みの方にお知らせします）
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★Cafe Third Place（カフェ・サードプレース）のご案内★
　～名刺交換も勉強することも目的としない異業種交流会～
　［第１６回］
　・開催日：２０１１年１０月１６日（日）
　・時　間：１３：００～１８：００
　・場　所：滋賀　地酒の祭典＠大津プリンスホテル（JR大津駅より無料シャトルバスあり）
　　　　　　http://festa.shiga-jizake.net/2011_3.html
　・参加費：上記「地酒の祭典」ほか、実費をお支払いください。
　・テーマ：おいしくお酒を飲む
　詳細は、http://www.facebook.com/pages/kafesadopureisu/104619209602562
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　日本コーチ協会 京都チャプターの例会のご案内
　お申込みは、Webサイト（ http://www.jca-kyoto.jp/）をご覧ください。
●１０／２３(日)例会
テーマ　　コーチング基礎講座　第４回　「行動を起こす」
講師　　　京都チャプター副代表　　中村 公彦氏
□日　時□　2011年10月23日(日)13:30～16:30
□場　所□　ウィングス京都
□参加費□　正会員2,000円　　一般3,000円
□対　象□　実践を通してコーチング力をアップさせたい方
●１１／２７(日)京都チャプター設立 ２周年記念セミナー
テーマ　　「人が動く、絆が深まる　コーチングの底力」
講師　　　真辺 一範氏、岡田 一毅氏、戸田 紳司氏ほか
□日　時□　2011年11月27日(日)10:00～16:30
□場　所□　京都テルサ
□参加費□　正会員４，０００円　一般５，０００円
□内　容□
　学んだスキルや考え方を現場で活かし、職場環境の向上や
　収益アップにつなげている方々のナマの声を聞いてみませんか？
　今回の記念セミナーで、様々な事例から
　あなたに合った「コーチング活用法」を見つけてください。
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