順番に取り出すと、下から大切なものが出てくる
公開日:
:
Open-minded Life lit
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The Open-minded Life little 2012.11.12
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コンサルタント(Consultant for you)の若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。
「よし」もしくは「わかさま」とお呼びください。
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ほんと、実感しますね。
『順番に取り出さないと、下の物が出てこない』
大掃除や探し物の話ではありません。
「アイディア」「発想」の話です。
それも、自分でさえ気づいていないかもしれない、一番大切にしているア
イディアや感情の話です。
実は今、「仕事のプロのためのコーチング技術」「The Open-minded Life」
のメール通信5本目の原稿として書いているのです。
(本稿は、数日前に書きか始めています。)
普段から書き溜めているわけではなく、今回はたまたまです。
もっとも、普段は書こうと思っても、研修などの準備を優先させていただ
いているので書けないのですが。
ともに、「役立てていただくことをお伝えする」という気持ちですので、
同時進行という訳にはいきません。
その代わり、アイディアが次々湧いてきて、締切がない日には「まとめ書
き」をさせていただいています。
一つ書いたら、その縁で別のテーマが見つかったり、数回に分割もします
ので、複数回分が書き上がります。
ただ、1日に何本も重い文章が届いても読むのが大変でしょうから、
「1日1本の配信」と決めています。
その分、翌日は編集者の目でも眺められますので、2日目以降のメール通
信は「きちんと校正が入った文章」となります。
書いた当日の文章は、勢いと熱があってその面ではいいのですが、論理の
飛躍があってねえ、と感じてしまいます。
ぜひ、「きちんと」と「勢いと熱」、両方を楽しみに受け取ってください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
余談はこれくらいにして。
最初の話題。
アイディア発想は、『順番に取り出さないと、下の物が出てこない』
これは実感します。
風呂場でリラックスして、瞑想もしていることになるのかな、解き放った
状態では次々とアイディアが出てくるので
「すごいな。次々出てくるな。」
とは思うのですが、不思議なことに気づきました。
一つのアイディアがまとまるまで、次のアイディアが浮かんでこないのです。
「次々出てくる」
のであれば、順序など気にせずに今関心を持って観ているものに被さるよ
うに出てくるものがあってもいいと思うのですが、そんなことはありません。
話を区切るごとに、次々出てくるのです。
こんな話があります。
大人がいつまでも一つの話を引きずっているのに、子どもは大泣きしたり
大騒ぎした後では、その話を忘れてしまったかのようにすきっとしている。
同様につまり、
「一つ一つ体験し尽くして、その考えを成仏させる」
これが大事なのでしょう。
「昇華させる」と表現してもいいですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
同時多発にならないことは、これである程度納得がいきます。
では、その順番はどうでしょうか?
これはメール通信の原稿を書いていて感じたことです。
「一番外側の、いわばどうでもいいようなことを書き終わらないと、
内側のことを書けない。」
「どうでもいいようなこと」といっても、それはそれで面白いテーマなん
ですが。
何度もありました。
この前段で一つの話、ある程度の分量になってしまった時には、「1回分」
とさせていただいています。
最近「続き」みたいなのが多いのは、このような理由です。
それでも1回にまとめなきゃいけないような時には、結論っぽいものを最
初に付け加えたりもしています。
そうそう。話しを戻して。
「一番外側の、いわばどうでもいいようなことを書き終わらないと、
内側のことを書けない。」
これって、NLPの「ニューロロジカルレベル」の段階の様だな、と感じまし
た。
ニューロロジカルレベルは、外側の自分から最も遠いレベルから、
・環境
・行動
・能力
・信念
・アイデンティティ
の5段階とされています。
日常の会話や、もちろんコーチングでも、この外側から話をすると会話が
弾みます。
以前、
「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)
By 泉谷 閑示
http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4061498622
を元ネタにして、「喜怒哀楽」が出てくる順番もある。という話をしました。
どういう順番かというと、上から順に
『怒』『哀』『喜』『楽』
だそうです。
『怒』というと語弊がありますが、私の場合は『(体験した怒りなどの)
問題意識』から出発して、どんどん深い領域にたどっていくようです。
これが、今日5本も原稿を書いている理由です。
「背景」「条件」「基本となる考え方」などを最初に書かないと、本質に
は入っていけません。
これらを書いて、大切に箱に収めた後、本当に伝えたかったテーマと向き
合うことになるのです。
となると、この稿が一番伝えたかったことになりますね。
あまりにも「普通の話」だったり、「複雑な状況の話」だったりしますの
で、ピンとこない方が多いかも。
そのようなことの大切さが伝わっていないとしたら、私の筆力が足りない
ということ。申し訳ありません。
ともかく、話は順番にしか取り出せないのです。
大切に扱って、十分に考え続けて昇華させる、それが大切です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日々、出会っていることを、十分昇華させてから次に取り組んでいますか?
時間だからって、次のことが待っているからって、途中で終わらせていま
せんか?
恐ろしいことに、途中で終わらせると、最初の1のレベルからやり直しに
なることがほとんどです。
アイディアがまるっきりない「0」のレベルから始めなくていいだけあり
がたいのですが。
ともかく、丁寧に順番に取り出してあげてください。
きっと、下の方に隠れていた大切なものと出会えるはずです。
もしくは、無意識で、もしくは過去の意識が「深く隠していたもの」かも。
若狭 喜弘(Yoshi:わかさま)
がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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Comment
先入れ先出し方を採用してます。
モノの場合は、下にあるのを引っ張り出す。
天の邪鬼かなぁ。
「快腸快便」ですね。・・・失礼しました。
でも、そんな人がいてもいいですね。
私が思うに、感情やこだわりは牛丼屋の生姜と同じく、古いのが壺の底にあるのに新しいのが次々上に重なっていくように感じます。
底にあるものは、人生の一番最初に入っているものなので、それと向き合えばすべてを変える可能性のあるモノなのに、外に出ることがなく、次第に腐り、または次第に不活性化していきます。
そんなイメージを持っています。
だから、出してやるとか、空気に触れさせてやるだけで、ずいぶん違います。
(だから生姜の話じゃなくて。)
いやぁ、生姜の例えはわかりやすい。面白いです...(笑)
ちょっと気になりました。『新しいのが次々上に』って壺は洗われないのですか、ずっと...。だとしたらちょっとやだなぁ。
いや、大ぴらに書いてしまうと、真実のように見えてしまうし、名誉棄損といわれてしまいますね。
ごめんなさい。
そういう事実があるかどうか、私は知りません。
むかしむかし、マンガ「気分は形而上」でそんなジョークが書かれていました。
正確に記すと、「まるで、○○○であるかのように感じる。」という意味なんでしょう。