「会いたい人がいたら、どんどん会いに行けばいい。もしその人が死んでいたら、その人の本を読めばいい。」
公開日:
:
最終更新日:2017/03/08
et cetera
> 会いたい人がいたら、どんどん会いに行けばいい。もしその人が死んでいたら、その人の本を読めばいい。そうすればその人に会える。その人の言葉に会える。
> 天野祐吉(コラムニスト)
天野祐吉さん没後1年 いまも引きつける言葉、新刊続々
(記事が古いので、リンクが切れています)
人に会うということは、その人の近くに寄ること。
直接空気感を感じること。
言葉の選び方を聴くこと。
「その人が死んでいたら、本を読む」というのは理にかなっている。
その人の中から推敲されて選び抜かれたことばだから。
無駄な言葉がそぎ落とされて、必要なことだけ記されている。
リアルタイムの、生の声・話し方・間・言葉の選び方のライブの良さはあり、
本に書かれたことばの良さもある。
でも直接でも本でも会って何を得るかというと、
その人がその言葉を選んだ、
意識的、無意識的な活動に触れて影響を受けるため、と言っていい。
奪おうとか、何かもらおうというのとは違う。
まさに、「影響を受ける」ため。
会いたくない人にまで会う必要はないけれど、
安心感を持っている確実な人にだけ会っているのはもったいない。
リターンがないかもしれない投資と考えて、チャレンジしてみるのもいい。
関連記事
-
-
普段は年齢を忘れている
> たぶんわれわれはある例外的な瞬間にしか自分の年齢を意識してはいないし、たいていの時間は無年齢者で
-
-
「あの人、知らないうちに見かけなくなったなあ」
> 「あの俳優、知らないうちに見かけなくなったなあ」と言われるような消え方をしたい。 > 岸部一徳
-
-
「もうちょっと普通」
> 「もうちょっと普通にしていれば」とテレビの人が言っていたが、その「もうちょっと普通」が出来なかっ
-
-
「あんまりほんまのこと言うもんやないえ」
> あんまりほんまのこと言うもんやないえ > 京都の小学生 (折々のことば 選・鷲田清一)
-
-
受取ってもらえるだけで嬉しいんです
中島みゆきさんの曲「Nobody Is Right」を聴いて衝撃を受け、 アルバム「I Love
-
-
声を自分のためだけに使わない
Concert for Lost Voices 009 / jvh33[/caption]
-
-
多くて不安、なくて退屈
> 為(な)し得(う)ることが非常にたくさんあるように思えるから不安なのであり、できることが何もない
-
-
旧暦の正月(新月)は?
2018年1月の月巡りhttp://oml.core-infinity.jp/2018/01/syn
PREV :
「目の前の楽しさで気を紛らわせるよりも、こういうときにしか聞こえてこないメロディーを聴く」
NEXT :
「<青春>のふんづまり」


