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クラウドにある情報と「前者・後者」

公開日: : 最終更新日:2017/01/11 et cetera-前者・後者

クラウドガール:最終回 金原ひとみ

連載されていた新聞小説「クラウドガール」を
「前者・後者論」の前者と後者を書いた小説と思って読んでいた。

できごとすべては「クラウド」に保管されているようなもので、
事実としていろいろなことがいろいろな因果関係や突発的なことで起こっている。

それを人は好きに拾い出し、好きに加工して理解している。
さらに、
「前者」は因果関係やつながりなどから、感情も引きずりつつ総合的に判断し、
「後者」は過去も未来も別物なので、「今の自分」で必要なものを選択する。

ということのようだ。
言葉は理解できるが、お互いの考え方のステップは理解できない。
コーチング、コミュニケーションの時、
相手のあり方を「未熟なもの」として温かい目で見守ろうとするのは間違い。
おそらく「前者」は理屈が通っているから「正しい」のだろうけれど、
「そぎ落とした大事な部分」があって、
「そういうことにしておいたら無難だ」という正しさ
を押し付けようとしているように見えるのだろう。

~~~~~~~~~
最終回はかなり変則的な掲載になって、文章量としては1週間分程度。
新聞社から企みの相談を受けてこのような形になったのだろうけれど、
金原さんが倍くらいの文章量の原稿を渡して、
「さあ、どうする?」
っていたずらしていたとしたらと想像すると面白い。

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