「やりたいことをやって生きる」
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et cetera
「ロボット・プログラミング」で僕が提供したいもの
http://core-infinity.sakura.ne.jp/robot-programming/
という記事を以下のように書き始めた。
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Vol. 105 [決断を早める方法]
http://views.core-infinity.jp/2017/04/how-to-make-dicisions-quickly/
「決断を早める方法」という記事を書いた。
変な話だが、
結構大きな決断をしているはずだし、
冷静に考えたら
その単体や短期で見ると収益がマイナスになる決断をして行動していて
しかもそれが楽しい
という不思議な体験を現在継続中。
何が後押しをしているかというと、
「自分がやりたいことをしている」
というのももちろんあるとは思うが、
そんな意志や気持ちは簡単にひっくりかえせるもの。
人間の意志や気持ちを多大に信用してはいけない。
~~~~~~~~~
僕の場合だが、
今やっている「ロボット・プログラミング」は、やりたいことではある。
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という流れで、「ロボット・プログラミング」の話に入っていった。
実は、別のことを書きたかったのだ。
~~~~~~~~~
僕はね、ほかの人とはずいぶん違うと思っている。
自信はないし、
流されるし、
やりたいことはないし、
究めた能力はないし、
努力家でもない。
人に合わせることは苦手で、
そのためには多大な労力が必要。
自分のマイナス宣伝をしても仕方ないけれど、自分ってそんなもん。
だからこそ、
理屈じゃなく心惹かれるものと出会う瞬間を常に観察しているし、
心惹かれるものへの自分の心の声を最大限尊重し、
手段を考え、行動している。
新聞・雑誌・テレビで紹介されるようなものでないし、
他人の例を参考にできない。
ほんのわずかな信号で、
ピンポイント。
なので、自分の心の動きを観察し続けるセンサーは最大限感度を上げている。
そして、大事なのは、
「ちょうどいい」と思える体験
を重ねることである。
どういうことかというと、
・信号がちょうど青になった。
・信号がちょうど赤になって止まって休める。
・ちょうど電話があった。
・「ちょうどいいところに来られました」と言っていただく。
・作業がひと段落したところで、別の人から連絡が入る。
・ちょうどいいタイミングでアイディアが降りてきた。
こんなことで、ちょうどを測っている風なことがあります。
まるで他人のことのようですが、
僕自身のことなれど、
自分で決めて実行できることではないし、
自分の心がふるふると反応するのは、自分で制御できるものでもないので。
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そんな中で、
・対何人になるかわからないお客さんの場合には、
余裕を持った数を用意しておかないといけないけれど、
追加しても、追加分は要らなかったことが後でわかる。
・雨が降っていても、自分が外に出る際には問題ないレベルになる。
・持っていこうと思っていたものを忘れたとしても、必要なかった。
といったことや
・無理かな、と思っていた人からありがたい返事が来る。
・正解がないし、相手がどこまで思っているかわからないことについての提案を、快く受け入れてもらえる。
・その人がいないかもしれないけれど、一応顔だけは出しておこうと行ってみたら、奥から出てこられた。
・自分が作る資料が、ちょうどのタイミングで仕上がる。
といった流れを感じるのです。
~~~~~~~~~
もっとも、
・雨が降っても苦痛じゃない。
・忘れていっても、帰宅後きちんとフォローすると決めている。
・お願いする際には、自分にとって最大限の注意を払う。
(常識とか、平均値を知らない分、
もちろんこびたり卑下したりせず、
相手が「仕方ないなあ」と思う提案をする。
そして、自分が必要なことがらだけじゃなく、
たとえ仮説であっても、
相手の言動の背景をきちんと整合性をつける。)
・うまくいかなくても、「これで自分の枠を広げた」と楽しんでいる。
・ほかの人からのメールなどを、自分の行動を始めるきっかけ(トリガー)にしている。
・情報は公平に広報し、立候補制でやりたい人の力を借りる。
個別対応と全体対応を使い分けている。
・やりたいことしかしない。
自分が興味を持つ側面を必ず見つけ出している。
・徹夜してでも仕上げている。
・お金はあとで不思議なタイミングでやってくると、どことなく信じている。
・「これは自分の性分だからなあ」と、苦笑いしつつも受け入れている。
なんてことをしているのですが。
~~~~~~~~~
習ったこと、
学んだこと、
教えてもらったこと
これらはたくさんあるはずなんだし、それぞれ関係して自分の今を形作っているとは思うのだけれど、
「何をやったらこうなれる」
って言えません。
僕だから、この道で来たけれど、
ほかの人にはほかの人の道がある。
おそらくゴール、というか目指す状態は誰も同じだと思うけれどね。
状態をモデルにしてもらってもいいけれど、
途中経過をモデルにしにくいだろうし、
そのためのスキル習得もモデルにしにくいだろうなあ。
だって、「引き寄せの法則」も「無の状態」も、
あこがれて一緒懸命に努力しているのはわかるし、
それっぽい言葉を使って会話をしているけれども、
「ことばが上滑りしているなあ」
「本質を体感していないだろう」
「自分が見たくない自分を見ないで、
自分にとって利点になるものを握って放さないで、別の利点になるものを握ろうとしているなあ」
と思う人もたくさんいました。
そういう人は、もらおうとだけしているのでわかりやすいですね。
確かに、その人は持っていないので、誰かに提供することはできないように見えるのですが。
これは思考で何とかなるものではないので、
僕自身まだ十分ではないし、
相手にとって一見みすぼらしいので魅力がないかもしれないので、
モデル化してくれないかもしれないけれど、
こういう存在がいることがわかれば、
潜在的に力になれるかな、と思っています。
「やりたいことをやって生きる」
ことと、
「何でも、Go!Go!Go!で生きる」
とは違うけれど、後者の方が降り切れているだけにわかりやすい。
それでいい人はその道でいけばいいけれど、
そうでなくても
「やりたいことをやって生きる」
一例になれれば、と思っている。
内面の満足感と、外からの見え方(つまりは他者からの評価)とは別問題だけどね。
自分が外からしか見ていないから、
「外からの見え方」にしか興味を持たない人が多いのは仕方がない。
もっとも残念なことに、
「内面の満足感」は、
他者へのプレゼン能力とも全く別物なので、
「説明が下手」
といった問題もある。
~~~~~~~~~
外から見てわかりやすいことではなく、
自分の内面が喜ぶ、
道が自然に前にできていく感覚
収入のタイミングが多少ずれてもかまわないと思える
そんな人生を生きてみませんか。
ジェットコースターのような満足感の高揚はないけれど、
とっても地味だけれど、
人生の終わりに納得して終わっていけます。
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