その人の言葉に違和感を感じたら・・・
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et cetera
「忖度する」
という言葉があります。
意味は、
「他人の気持ちをおしはかること。推測。」
とあります。
とてもニュートラルな言葉です。
(ニュートラル(中立性)に比較の言葉は似合いませんが・・・)
~~~~~~~
以前、ある人の言動に違和感を覚え、
つじつまが合うように補っていったら、
納得できました。
その話をある人にしたら、
「忖度して・・・」
と返ってきました。
受取った言葉にはどこか
「事実でないことを、
勝手に想像して、
相手を決めつけている」
というニュアンスだった記憶があります。
でも、それはニュートラルなことです。
その時の結論は、
「あの人は私を嫌っている」
という被害者意識丸出しの、結局何も見ていないものではなく、
「あの人は私を信用していない」
でした。
口調は明るくてポジティブなのだけれど、
どのような提案をしても、ブロックされる。
逆に、一緒にやるためとした時の「楽しさ」が伝わってこないし、
アイディアがまるっきり出てこない。
最後は「○○さんは、こうだった」。
くじけちゃうよね。
けれど、相手がそう思っているのであれば、
どうしても絶対にその人の力を借りたいときには、
何をして、
どのような言葉を選ぶか、
の作戦を立てられます。
ただ漠然とした、普通の人にすることをしていては絶対に届きませんから。
まあ、相手がそこまでの人間である、
という評価もしている訳ですが。
(もちろん、評価の改訂は常に行っていますよ)
~~~~~~~
ここまでは、
「相手に心に秘めて、口に出さないホンネ(の可能性の高いこと)」
の話でした。
本題はここからです。
以上のような、
「他人の背景を忖度する」というのは、
NLPで学んだことでした。
「自分が助けられていたことを知る」
「自分が愛されていたことを知る」
「人は基本的に善の存在だが、そういった行動や言葉には、背景がある」
ことを知れば、
「世界は愛で満ちている」
「すべてを愛で見つめることができる」
「他人を欠点ではなく、 ”仕方なかったことなのだ” と受け入れられる」
と、『思う・考える』レベルではなく、
『感じる』レベルを持てます。
~~~~~~~
それで、面白いことなのですが、すべての言動が変わりました。
ロボット教室の生徒を見て、
通常ならば欠点が見え、
「うるさいなあ」と思い、
「能力がない」「やる気がない」とバッサリと見切っちゃうところが、
まったく別の言葉掛けになるのです。
例えば、
●例1「能力がない」
おそらく経験不足、気づき不足。
手を動かして経験させてもらって来なかった。
答えを与えられるばかりで、
自分で疑問を持ち、
自分で答えを得る経験が少なかった。
もちろん、「危険なこと」として止められていることが多数ある。
そのせいで自主性が劣り、
どこかあきらめ、
「どうせ誰かが最後やってくれる」という依存心が見える。
こういう生徒には、次のメッセージを込めた言葉と行動をします。
・まずやってみろ。
・自分で考えてみろ。
・ちゃんと聞くから。
・考えた結論を必ず聞く。
・「一つの正解」と比べるのではなく、その問いに対するアプローチとして適切かを伝える。
・どうしてもできないところは、
「(タイミングを見計らって)手伝うから」という。
・あくまでも「手伝う」。代わりにやることは絶対にしない。
●例2「常にしゃべり続けている」
おそらく「見捨てられているのでは」と思う不安が大きい。
『不安』だな。
こちらが話しても、言葉を重ねてくるし、
質問に答えていても、答えを話しているのに、質問を重ねてくる。
おそらくだけれど、
日常では「聞き流されている」
「適当に返事されている」
のだと思われる。
だから一所懸命にしゃべると、
さらに面倒くさがって「聞き流される」、
を繰り返しているのではないだろうか。
こういう生徒には、
・「聞いているよ。無視していないよ」とそのまま言葉に出して返事する。
・一つの質問に、一つの答えを言う。
・ことばを重ねてくるときには、
「そのような話し方は、相手が聞いていないから信用ていしないというメッセージになるよ」
と教える。
・「順番に対応するから」と、番号を伝える。
~~~~~~~
思い出すと、
以前は、違和感を感じる相手を攻撃することはありませんでしたが、
ただ悲しかったような気がします。
泣きはしませんでしたが。
そして、理由を考えることは、昔からやっていたような気がします。
誰も解説してくれる人がいなくて
「この世の中は混とんとしていて、訳がわからん」
と思っていました。
そうだ。
もう一つ思い出した。
だから、
「人の言葉を翻訳する」
という実感がありました。
翻訳といっても、『日本語 ⇒ 日本語』。
言葉が足りなかったり、
(新入社員など)そのレベルに必要な情報が足りなかったり、
本音を隠して他人をコントロールしようとしていたり
といったことを、代わって伝えていました。
「本音を隠して他人をコントロール」
というのも、そのさらに奥の意図を伝えることで、
対応する(愛ある)行動の選択肢を持てます。
~~~~~~~
もし、周りの人の言葉や行動を理解したいと思ったら、
一緒に考えてみましょう。
ひとりで思い悩むよりも、悪くない選択肢ですよ。
逆に誤解されがちな人は、
どの部分が誤解されるのかを
これまた一緒に考えることができます。
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