「でもなぜ、人間は自分と違うものを許せないんだろう」
公開日:
:
最終更新日:2016/12/15
et cetera
> でもなぜ、人間は自分と違うものを許せないんだろう
> 川上弘美
(折々のことば 選・鷲田清一)
鋭い。
人は同質のものを探す。
それは紛れもない事実。
「多様性が大事」と言っている人もまた、同じことを言っている人を探す。
いろいろなものを受け入れているように見える人も、
一瞬で違いを認識し、その上で受け入れているし、
過去異質なものを極端に拒絶した経験を持っていて、受け入れているのかもしれない。
「同質」は、過去から今まで続く連続性を未来に伸ばした先が想像可能で安心できる。
「異質」は、「今」と連続しない未来を創り出さなければならない。
それは、恐怖である。
また、
「自分と違うもの」は、
「自分と他」を区別するもの。
自分をくっきりと自覚するときに、痛みを感じる。
「自分ひとり」
人が周りにいっぱいいても、その可能性を想うだけで恐怖である。
関連記事
-
-
2018年1月の月巡り
2018年1月 今月の月巡りをカレンダーに落とすと美しい。
-
-
Webサイト「心を整理する」と「反応しない練習」
『【疲れた心に】インドで出家した僧侶が教える「ムダな反応」の止め方 http://next.ri
-
-
「創作」は、説明と感覚の折り合いをつけたところに
> 創作の世界に代わる価値あることに、かつて写真に打ちこんだほどの重さでもって、今の生活の中でとりく
-
-
その年にならないとわからないこと
> 生きなければわからないことがありました。八十歳を越えてから、やっといまわかったということが、たく
-
-
怠惰とは、「自分が本当にやりたいことをしない罪」
キリスト教の7つの大罪にある「怠惰」っていうのは、アレ単に「ダラダラしたーい」「サボりたーい」ってい
-
-
相手に向かって体を開く
> 言うだけ言えばいい。相手がどう思おうと、言いっぱなし、という場合が多いのは、からだが他人……に向
-
-
旧暦の正月(新月)は?
2018年1月の月巡りhttp://oml.core-infinity.jp/2018/01/syn
-
-
「全員が同じスキを持っているという安心感が、彼らを無防備にさせる。」
> 全員が同じスキを持っているという安心感が、彼らを無防備にさせる。 > ナンシー関 (折々の
PREV :
差別心
NEXT :
何を得るためにこれを続けてきたのだろう?