「後者」からは「前者」はこう見えているよ・・・というお話し
公開日:
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最終更新日:2016/12/05
et cetera-前者・後者, et cetera
最近話題の「前者・後者」論。
事実を整理しつつ、視点を追加したい。
僕は、「後者」です。
(「前者・後者」論の出発点(心屋さん)
https://oml.core-infinity.jp/2016/04/former-and-latter-2/ )
後者にとって前者が問題だと思うことを「むかえさん」が書かれています。
(「問題」というと、喧嘩を売っているようなので、
通常は「後者が前者に理解してもらえない点」と表現します)
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あくまで極端な例ですが
例えば短距離のスプリンターを捕まえて、
「100メートルなんぼで走れる?」
て聞いたら、そりゃこう言いますよね。
「10秒かな」
だってこれこそが、彼(彼女)にとっての「能力」ですから。
これでもし聞いた方が、
10,000メートル走での100Mラップタイムを聞いてるつもりだったり
同日に別の競技(200m走や400m走や幅跳びなど)をこなす前提での話のつもりだとしたら
どう考えたって、明らかに聞き方が悪いわけです。
(後者のMax見積もり問題(変化と自由の立会人☆むかえ)
http://ameblo.jp/mukae-443/entry-12147140413.html より引用)
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といった、コンフリクト、というか理解しあえない話があります。
この後は、僕の理解の範囲で「前者」を見て何だかなあ~、と思うことを記します。
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「前者」は
・コンピテンシー好き
・コンピテンシーを守るのが好き
・コンピテンシーで評価するのが好き
・同様に、ルール、法則、システム、規則性、規律性が好き
・結果、もしくは少なくとも行動がすべて
・欠点を直すことでうまくいく
・効率化
・効率化と言って、良いとこ取りする
・「私の質問にそのまま答えてくれたらいい。補足説明は不要」
・すべての行動には使う目的がある(資格取得、学びも)
・議論とは、お互いの結論を出し合うこと。否定する場合は対案が必要
・プレゼンスが大事(「あり方」というよりも「観られ方」)
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「効率化」という点で、
「前者」は「後者」に求めています。
・ベストの状態の成果を常に期待する
・一番効率がよい時を基準にする
・「私(前者)がそこまでできないのは仕方がない。でも、後者はできるでしょ?
だから、できたときの分だけ価値を認めてあげる。」
として、後者は認められた仕事をした時間だけ「仕事をした時間」とされる。
かつ、時間単価は前者と同じ。
・「さあ、後者。これができる人を採用するよ。」
と競争を煽る。
前項と同様に、仕事をした時間を割り引く。
上では「仕事」をしましたが、家庭などあらゆる場面で価値を正当に評価し、対価を支払おうとはされません。
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どうやって「後者」としてイキイキと生きていくか?
一緒に考えていきましょう。
まだ十分に広がっていませんが、
心屋さん( http://ameblo.jp/kokoro-ya/ )も
水野さん( http://www.mizunohiroshi.com/ )も
むかえさん( http://ameblo.jp/mukae-443/ )も
語られています。
ただし、「後者」は(「僕」がということかもしれませんが)、
「他人が提案したことは、しっくりこない」
ものです。
だから、僕もあなたも
『自分の答え』
を見つけていきましょう。
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