「もうちょっと普通」
公開日:
:
最終更新日:2017/01/19
et cetera
> 「もうちょっと普通にしていれば」とテレビの人が言っていたが、その「もうちょっと普通」が出来なかった。
> 西川美和
(折々のことば 選・鷲田清一)
「普通」ってむずかしい。
「普通じゃない」のが才能、能力だから。
でも改めて、「普通」って難しいね。
枠に収まりきれない才能は「普通じゃない」し、
肉体的には可能でも
半数以上の人がやっている日常生活のふるまいができなくても「普通じゃない」し、
肉体的なことがあっても「普通じゃない」し、
脳の具合でできなくても「普通じゃない」。
10代の幼稚な考えやこだわりで「普通じゃない」のは、
犯罪行為でなかったら見守っているしかないけれど、
そうでない「普通じゃない」は、
「受け入れる」というだけじゃなくて、
「自分たちが普通じゃない」と考えて、自分たちが変わらないと。
もちろん、経済的に、また肉体を支えなければならないのだろうけれど、
対等な土俵に乗った競争相手にしていないことも
「普通じゃない」を長引かせる理由だろう。
ところで、「普通」って何ですか?
関連記事
-
蜷川幸雄さんに降りてきたメッセージ
大竹しのぶさんのこのような記事がありました。 (大竹しのぶ まあいいか:122)涙が、止まらな
-
「私」って何だろう?
> 私たちが自分の人生と思っているものは、だれかによって見られている夢ではないのだろうか。 > 木
-
人はなぜ子供を持ちたいか?
つい先日、Facebookにこんなことを書いた。 「子供をなぜ持つのだろうか?」 子供を
-
「親亡き後、子供が安全に暮らしていけるように準備する」
益田ミリさんの新聞コラム 「オトナになった女子たちへ」 (2016年8月19日 朝日新聞) で
-
にしゃんたさんのお母さん、お父さんの言葉から多文化共生の話まで
(一語一会)羽衣国際大学教授・タレント にしゃんたさん 母からの言葉http://digital.a
-
恩というものは・・・
> よくおぼえておきなさい。恩というものは他人に着せるものではない。自分が着るものだということを、な
-
ダメ出しと自己基盤、そしてコーチの出番
Old & new foundations under Central Station Amste
-
あなた、自分に嘘ついていませんか?
毎日新聞の日曜の連載マンガ「毎日かあさん」より。 毎日かあさん 「受験」 マンガの本題「
-
人一人が生まれてきた目的は、「ただ生きること」だとしたら?
> 「心をもつ者」として扱われることによって、またそのことだけによって、心は発生し成長するのだ。
PREV :
「空の箱には、たくさんものが入るように、不幸な家庭に育った人は、幸せをたくさん詰め込めます。」
NEXT :
覚悟と納得