「大学時代、何も考えていませんでした」
公開日:
:
et cetera
Vol. 71 [京都造形芸術大学 社会人と学生の交流イベント「ロールモデル研究」に参加して]
http://views.core-infinity.jp/2014/06/role-model/
より再録します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まったく Open-minded ではないけれど、
これまでの経歴。
【大学1年生の今頃、何を考えていましたか?】
「何も考えていませんでした。」
あまりに正直すぎる答えをしました。
「家から離れられて、やれやれと思っていたはずです」
とも答えました。
ここから自分のダメさを語りました。
・「できること」という意味で、「物理の問題が解けたから」という理由で物理科に入ったので、カリキュラムをこなし、住んでいた寮の企画をこなすだけだった。
・仕事で生物系の「環境コンサルタント」の会社に入ったのですが、「これからは生物や環境に注目が集まり、仕事になる」と思ったから。
・本当に「やりたいこと」に出会って、それまで隠していた気持ちに正直に生き始めたのは、会社を辞め、40歳くらいになったころだった。
【大学時代にやったことで、今役立っていることは何ですか?】
・科学的思考法、科学リテラシーを身につけられたこと。(例えば、「水は何でも知っている」に対して、「嘘つけ」と理由を持って反論できる感性)
・レポート作成法
・コンピュータなど、機会をいじることに恐怖心、躊躇する心がないこと。
・今でも続く友人関係があること。
【大学時代にやっといた方がよかったなあ、と思うことは?】
・親しい後輩に、「大学のある地元の夏祭りに、神輿担ぎなどで参加するなどやったらいいと思うんだよなあ」と語ったが、何も行動しなかった。「社会とつながる」という意味と、「思いついたことを素直にやってみることの大切さ」の2つで反省している。
・大学は、自分の仮説を安く手軽に実験できる場所なので、物理科という意味だけじゃなくなんでも「仮説」と「実験」をしたらよかった。大学生は、犯罪以外はたいがい許されるからね。
【環境コンサルタントの仕事で、今役立っていることは何ですか?】
・小さな会社だったので、調査業務、レポート作成、有識者で構成される検討会でのプレゼンターから、見積もり作成、入札まで、あらゆることをやらせてもらったこと。
・「現場での調査をしてレポートを作る」がベースとなる仕事だったけれど、発注者と地元、発注者と自社、自社内など、「人を活かす」「人に敬意をもって接する」コミュニケーションの大切さを反面教師として認識させてもらった。そして、それが、私が関心ある分野であることに気づかせてもらった。
【なぜ今の仕事をしているのですか?】
・大学時代に、D.カーネギーの「道は開ける」を読んで感動したのが出発点。ただ、その時の友人に話したら「人を自分の思い通りに操っているだけみたい」と言われて封印した。
・企業勤めの時、新聞でコーチングの記事を読んだが、惹かれた気持ちは今でも覚えているが、自分につなげようとしなかった。
・企業を退職し、何か仕事をしないとな、と思いながら書店をぶらついていたら、コーチングの本が平積みになっていて、天啓を感じて足を踏み入れた。これが40歳のころ。
・それまでの人生が無駄だったとはいわないが、もっと早い段階でこちらの道に入れたらと、思うことがある。
・その時から次第に人生への立ち方が変わり、「こなす人生」から「これだ、と思いつつ生きる人生」に変わった。
・情けない話だが、大学時代も、環境コンサルタント時代も、私よりもはるかに能力が高い人がゴロゴロいる世界。勝てる気がしなくて、その世界にかじりついてでも残ろうという気が起きなかった。
〓〓━━━━━━━━━━━━
メール通信をお届けしています。登録はコチラよりどうぞ。
→ https://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P69060698
6月期、7月期 の研修、個人セッション(全1回~)、体験セッション、無料オリエンテーションを希望される方も上記よりどうぞ。
関連記事
-
-
コーチング・エクササイズでも、きちんと成果が出ています。
別のBlogですが、このような記事を書いていました。 『「戦略の最小単位『質問力』を高める
-
-
チャンスは、今か、もう決してこれからないか
> it’s now or never. > ジョン・アーヴィング (選・鷲田清一) 「
-
-
話したいけれど話せない話を
> 知った人間に話せば相手の耳が腐る。知らぬ人間に話せばこっちの口が腐る。だが、話さずにいれば胸が腐
-
-
「スーパー後者」に押し出されて「後者」は、「前者もどき」に変身する
普段なら懇親会の幹事をする人が出てくるのに、 今回はそんな気づかいをする人が全く出てこずに 水野
-
-
新聞コラムより「障害重き子よ。ともに歩まん、険しき道を」
「障害重き子よ。ともに歩まん、険しき道を」 (一語一会)作家・椙山女学園大学教授、堀田あけみさん
-
-
睡眠をとれていますか?
大酒を飲んでいるわけではありませんが、 睡眠の質が悪いようで、寝不足感があります。 「目が花粉
-
-
後者が「コーチングの乱取り稽古」をしても上手くいかないことが多いよね
コーチングのセミナーや勉強会で、 コーチングを学び始めた人と、コーチング練習をすることがあります。
-
-
「お金が無くなる不安」を受けいれて生きる
お金が無くなる不安の正体https://www.facebook.com/takeda.kazuna
-
-
「演奏家」であること
> 私は優等生的なコメンテーターであるよりは、不器用な演奏家でありたいと強く願っている。 > 福嶋
-
-
「WEALTH DYNAMICS」の簡易テスト(無料)
人から紹介されて、「WEALTH DYNAMICS」の簡易テスト(無料)を受験しました。 (
PREV :
ウォルトディズニーの約束を見る前に
NEXT :
テレビ番組『イトイ式「夢」』