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『前者・後者』・・・僕の割り切り

公開日: : 最終更新日:2016/02/04 et cetera

「人材育成」とか
「自分を生かす」とか
「人間関係をよくする」とかに
関心がある人の間で最近ブームが起きている

   『前者・後者』

の話です。

このうち、

  ・前者とは、「大人な対応ができる人」
  ・後者とは、「いつまでも子供の対応しかできない人」

というくらいの意味です。

詳しく書かれたWebサイトを下記に整理しました。
http://views.core-infinity.jp/2016/02/former-and-latter/

~~~~~~

「考え方・捉え方」「行動パターン」についてのタイプ分けがさまざまに提案されています。
(例えば、学習タイプ、コミュニケーションタイプ、ストレングス・ファインダーなど)
すべて役に立ちます。

でも、『前者・後者』を知って、「諦め」というか「割り切り」ができるようになりました。

どういう「諦め」かというと、・・・

学習タイプやコミュニケーションタイプは、

自分にないタイプも想像したり、
思考パターンや行動パターンを分析すると、
それなりにわかる気がしました。

~~~~~~

ストレングス・ファインダーでは、
34資質のうち、自分にとって発想や行動する頻度が低い資質は未知の領域で、

  「自分の知らない、想像がつかない、未知の領域で生きている人がいる」

という理解をしていて、
そもそもそんな人を理解できるようになるとは思えなかったので、

「わからない」と思う半面、
「何か知らない力があるようなので、その訳の分からなさに期待する」

と考えていました。

~~~~~~

生き方の次元論では、
単純にしか考えられない人と複数を組み合わせて高い視点で見渡せる人がいるが、

単純にしか考えられない人は、
単にその時には「単純にしか考えられないだけ」で
経験を積み、成長したら次元が上がって高い視点で見渡せるようになる

と人間自体への信頼を持っていました。

~~~~~~

ところが、「前者・後者」は違います。

『前者は、前者。
 後者は、後者。
 後者の中には、努力して前者になろうとしている人がいる。
 どのタイプの人も、そのままでいい。』

※「努力して前者になろうとしている人」には、
 「そんな無理しなくていいよ。そのまま受け入れて生きるのがいいんだよ」かもしれませんが

ほかのタイプ分けは、『お互いさま』
『人としては、結局この道を通ってくるんだな』
という安心感がありました。

「前者・後者」の『後者』は、
 ・前者のものを奪っても奪ったと思っていない。
 ・前者の恩恵を受けても、感謝せず当然と思っている。
 ・自分がやりたいことだけをやる。
 ・助けてもらって共同でやったこれは俺の成果。俺の貢献度が一番。
 ・助けてもらったのはちょっとだけ。それなのになぜそこまで言われなきゃならない。

といったことを言う人たちです。

~~~~~~

という訳で、

   ●「諦め」というか「割り切り」ができるようになりました。

 「いつかはわかってくれる」
 「本当はわかってくれている」
 「経験し、成長すると理解できるはず」

これらはあり得ません。

これらが起こらないことを前提に、コミュニケーションをした方がよいと腹を決めました。

 ・言語として要求を伝える
 ・失礼な言い方にはきちんと「失礼だ」と伝える
 ・被害者ぶった苦情には、真正面を向いて、妥協しないで本質を伝えて対応する。
 ・けれど、相手が100%理解・納得することはないと思っておく
 ・一方で、要望などには丁寧に耳を傾ける
 ・共同で何かを行う場合には、スタート時点で双方に同程度の利点がある条件になるよう調整する

~~~~~~

もっと具体的には、
以下のものを区別しないといけないと、「割り切る」ことを決めました。

 ・後者へのコーチングのやり方
 ・前者へのコーチングのやり方
 ・後者の生徒への指導の仕方
 ・前者の生徒への指導の仕方
 ・後者の同僚への協調して成果を出す方法
 ・後者の同僚への協調して成果を出す方法
 ・後者と契約する時の約束の仕方
 ・前者と契約する時の約束の仕方

「それって冷たーい」というのは、おそらく「後者」です。

とは言いつつも、

  「魅力的」だったり、
  「いつまでも記憶に残っている」人、
  「単純化してわかりやすくする」人、
  「飛び抜けた才能がある」人は、

後者なんですよね。
だから、割り切っても捨て去ることはできません。

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