リオオリンピック、女子マラソンを走りきった直後の福士加代子さん
公開日:
:
最終更新日:2016/08/28
et cetera
三谷幸喜さんの文章。
リオオリンピック、女子マラソンを走りきった直後の福士加代子さんについて。
(三谷幸喜のありふれた生活:814)尊敬します「悔し笑い」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12528326.html?rm=379 より引用)
-------
僕も同じことを考えたんだ。
たまたま、女子マラソンだけテレビで観た。
福士選手がゴールに着いて、インタビューを受けていた。
言葉通り、金メダルを取れずに悔しかったんだと思った。
同時に、オリンピックという特別の場で走れた興奮も伝わってきた。
努力していたのは自分、
目標の成果を出せなかったのも自分、
悔しいのも自分。
僕は福士さんの様子を見ていて救われた。
走りとしては最大限努力していたはずだし、
当日の取り組み方、それまでの練習の欠点を反省されても、
単なる観客である僕らはどうしようもない。
僕らは、感動を与えてほしいのじゃない。
観客がそんなものに依存していたら、選手はたまったものではない。
「走りきったこと」を実感し、
「金メダル採れなかったああああああ」とくやしさを素直に表現する、
それで十分じゃないか。
~~~~~~~
「失敗を許さない日本の文化」
という話に持っていってもいいけれど、別の機会にしておこう。
-------
しかも福士さんの場合は、オリンピックという日本中が注目している晴れ舞台。そこで、当たり障りのない言葉に逃げない素晴らしさ。それも四二・一九五キロを走り抜けた直後に!
僕は彼女を心から尊敬する。
(上記記事より引用)
-------
「当たり障りのない言葉を選ばない素晴らしさ」
僕も心より尊敬する。
関連記事
-
-
目標とか「問い」とか、求めてもいいけれど
"Daphne Pursued by Apollo" - Guillaume I Coustou
-
-
自分が受け取りたい優しさを人に施して、心の空洞を埋める
(人生の贈りもの)わたしの半生 作家・落合恵子:3 より 途中、お母さんのことを振り返って、
-
-
人生脚本を調べるワーク
今日は、人生脚本を調べるワークをしていました。 TA TODAY―最新・交流分析入門
-
-
すべてのものは、残らないものに価値があるのだろうか?
> 身体や大地に描き、やがてそれらは消えてしまう。残らないものにこそ、価値があるのだ > 石井竜也
-
-
『「キライ」そのあとどうするかを自分で考えなさい』
毎日かあさん「キライ」http://mainichi.jp/articles/20160905/or
-
-
本『馬語手帖―ウマと話そう』
『馬語手帖―ウマと話そう By 河田 桟 http://astore.amazon.co.jp/
-
-
大人の宿題―発想以前の発想法!
大人の宿題―発想以前の発想法! By 山名 宏和 http://astore.amazon.co
-
-
forgive,forget,fortake?
ある人が、「forgive(=許す)」の言葉の意味を考察されていました。 最後は、
-
-
「本音を汲み取ろうとしてない」と言われたらどうする?
後者の人は辞書を引け!http://www.mizunohiroshi.com/archives/1
-
-
「賢い人ってどういう人?」
自閉症の息子と宿題をしていたら、「僕はがんばって賢くなる。」と盛んに言うので、「賢い人ってどういう人
PREV :
「自由だけは、誰にも明け渡してはいけない」
NEXT :
「自由を守る」ためにはエネルギーを与え続けなければならないようだ


