相手のことをわかる必要あり?
公開日:
:
最終更新日:2016/10/15
et cetera
> ほんとうの寛容さはつねに戦闘状態にあるはずで、寛容にする側もされる側も、どちらもぞんぶんに傷つく。
> 堀江敏幸
(折々のことば 選・鷲田清一)
「相手のことは、本当のところ絶対にわからない」
ことを前提にしなきゃならないんだろう。
そもそも、「わかる」必要があるのかどうか。
「理解しようとする」
「相手がその感情で覆いつくされていることを認める」
「相手には語られていない前提があり、
本人が自覚していない前提もある、と認める」
「相手には乗り越える力があると思える」
「今の状況も、相手にとって必要な経験だ」
と思ったら、
「戦闘状態」ではないし、
「ぞんぶんに傷つく」ものでもない。
話を聴きながら、解決の方向性を勝手に自分で設定して介入しようとするから、
「戦闘状態」になってしまう。
むしろ、「戦闘状態になる」くらいの方が正常だけどね。
関連記事
-
-
「あ、私は生きてていいんだ」
自分に自信のない人へ。自信がないのは、自分に能力や実績がないからではない。どんなに結果を出している人
-
-
「自分の暗い影が見えるってことは、あなたは光の中に立ってるってことよ」
以前レディガガのコンサートに行った時「みんな家庭に問題があったり、自分に自信が持てなかったり悩みがあ
-
-
蜷川幸雄さんに降りてきたメッセージ
大竹しのぶさんのこのような記事がありました。 (大竹しのぶ まあいいか:122)涙が、止まらな
-
-
小さい世界しか見えてなかった
> 恥ずかしさとは、表現の稚拙さではなく、これが小説だと思いこんでいる世界の狭さ、せこさに感じるもの
-
-
新聞コラムより「障害重き子よ。ともに歩まん、険しき道を」
「障害重き子よ。ともに歩まん、険しき道を」 (一語一会)作家・椙山女学園大学教授、堀田あけみさん
-
-
仏教が日常に染み付いているチベット人の瞑想
尹雄大 @nonsavoir 仏教が日常に染み付いているチベット人の瞑想 (Twitterより引
-
-
「全部抱えて生きよう」と気づくきっかけに
大竹しのぶさんの素敵な言葉。 ~~~~~~ 心の奥底に沈んでいた悲しみが、表に出てきたことによっ
-
-
「人生山あり、海ありですよねえー」
> 人生山あり、海ありですよねえー > 都はるみ/長嶋茂雄 (折々のことば 選・鷲田清一)
PREV :
妄想関係
NEXT :
親切にされるとつらくなる?