少しずついろいろなところで、ほかの人の力で成り立っている。
公開日:
:
最終更新日:2017/02/02
et cetera-前者・後者, et cetera
> 全部を満たす訳じゃないけれど、この部分だけはこの人が確実に満たしてくれるという人が無数にいてこその人生です。
> 吉本ばなな
(折々のことば 選・鷲田清一)
(「前者・後者論」の前者っぽい言い方だなあ)
どちらにしても、これは本当。
100%満たす人というのは自分以外になく、
こうやって立って生きているのも、
少しずついろいろなところで、ほかの人の力で成り立っている。
もしかすると、お互いに力を及ぼしあっている、重力や空気のようなものかもしれない。
だから、「感謝と貢献」は必要。
ただし、「この部分はこの人」といった限定したことはないんじゃなかろうか。
誰かが加わっても、誰かが減っても、それなりに席を譲り合って何とかなるものだし、
大事な急所があっても、
別の人が違う力の出し方で代わって担ってくれたり、
複数の人が分担してくれるといったことがあるように思う。
「誰かが自然に」よりも、
「ヘルプのメッセージ」を出しているところに気づいて来てくれる。
(「前者」は自然に。「後者」は意図的に、もしくは無意識に巻き込んで。)
関連記事
-
-
「後者」がシャットダウンしているように見えるのは、「一般的な解」を探しているから
「前者・後者論」の全体像は、下記をご覧ください。 心屋仁之助さんの ■【永久保存版・全体概要
-
-
嫉妬は、「自分が変われない苛立ち」からきているだけなんだよ
> 人間が抱く嫉妬のなかで最も暗くて陰湿なのは、対象となる人間の正しさや立派さに対してなの。 >
-
-
「どん底には明日があり 頂上には下りしかない」
> どん底には明日があり 頂上には下りしかない > 坂本健一 (折々のことば 選・鷲田清一)
-
-
「いつも一緒、みんなと一緒」
> 「いつも一緒、みんなと一緒」 > (永源寺日記:55)「いつも一緒」多くを学ぶ 記事は、
-
-
人から忘れ去られること、忘れられないこと
> 私の息子が誰だったか私が忘れてしまうことよりも、私の息子があなた達(たち)に忘れ去られること、そ
-
-
とにかくその重い荷物を降ろしてみなさい
> 重い人が悟ったときには、ものすごく軽くなる。 > 高橋睦郎 (折々のことば 選・鷲田清一)
-
-
いつも「よそごと」としていると、「ヘルプ」と言いだせない。
> 今の社会で起きている課題の多くは「よそごと感」が作り出してる気がするんです。 > 飛田敦子
-
-
「やってしまった体験」がないと受け取れない
> やろうとしたわけでもないけどやってしまった、ということのほうが表現としての価値を大きく占める
-
-
蜷川幸雄さんに降りてきたメッセージ
大竹しのぶさんのこのような記事がありました。 (大竹しのぶ まあいいか:122)涙が、止まらな
PREV :
「一瞬一瞬どう在るか」
NEXT :
「後者」がシャットダウンしているように見えるのは、「一般的な解」を探しているから