とにかくその重い荷物を降ろしてみなさい
公開日:
:
最終更新日:2016/12/05
et cetera-前者・後者
> 重い人が悟ったときには、ものすごく軽くなる。
> 高橋睦郎
(折々のことば 選・鷲田清一)
鷲田さんのコメント欄に
「「重い」とは自分にこだわるということ」
とあるので、
『あまりに自分の考えにこだわりすぎる人が、
自然の摂理に気づいたとたんに
ものすごく軽くなる(=自由になる)』
人って変われるんです。
人の性格って変えられるんです。
年齢や経験も関係ない。
今、この瞬間からも変われる。
もっとも、若い時は周りの価値観と整合性をとることに悩み、
悟りを得た瞬間はいいにしても、
ギャップを経験していないと
歩む道上で、自分を客観的に観察することが難しいかもしれないけれど。
「重い人が悟ったときには、ものすごく軽くなる」
この言葉は、限りなく強い応援になる。
~~~~~~~
もっとも、「前者・後者論」からみると、
前者には、「とにかくその重い荷物を降ろしてみなさい」で済む。
後者には、どうしよう?
「安心して過ごせる自分の陣地」を「荷物」と言っちゃうと、受け入れてもらえない。
だとしたら、
「どうせできない自分」
「どうせミスを怒られるダメな自分」
という、
「自分に対するネガティブな思い」、
「社会への攻撃性」
を背負っていると考えてよさそうだ。
これだと確かに、「その荷物を降ろしてみなさい」
で話が通じる。
関連記事
-
-
「前者・後者」論の出発点(心屋さん)
最近話題の「前者・後者」論。 事実を整理しつつ、視点を追加したい。 まず、「前者・後者
-
-
「何のためにそれをするのか?」を言わない人は
このブログはたまにお邪魔しています。 で、 『「何のためにそれをするのか?
-
-
世間話の時に脳内で繰り広げられていること
私のコミュ障具合が酷すぎて脳内図だけでも理解していただきたくこういう図を作りましたが理解されるのだろ
-
-
少しずついろいろなところで、ほかの人の力で成り立っている。
> 全部を満たす訳じゃないけれど、この部分だけはこの人が確実に満たしてくれるという人が無数にいてこそ
-
-
「前者・後者」探求がさらに進化・深化していることを見て
僕は、以下の向江さんの記事を読んで反省しました。 ガーンと殴られた気分でした。 記事自体は、とて
-
-
後者は「物わかりが悪い奴」ではありません
ある「後者」の一片の思考パターンのお話。 僕は・・・・もう、「僕は」とバラした上で書きます。
-
-
マップラバーとマップヘイター
マップラバーとマップヘイター (朝日新聞コラム、福岡伸一の動的平衡 http://digita
-
-
「娘もどきだとか、亭主もどきだとかいう種族も、だんだんふえてきそうで、心づよい。」
> 娘もどきだとか、亭主もどきだとかいう種族も、だんだんふえてきそうで、心づよい。 > 金子光晴
-
-
想像がつく人生、想像がつかない人生
「平均」なんてないんだよね。 http://ameblo.jp/mukae-443/entry-12
-
-
自分が持っている才能をどのように生かすか
Facebookに「後者の会」というグループがあります。 心屋さんが言い出しっぺの「前者・後者論」
PREV :
「何のためにそれをするのか?」を言わない人は
NEXT :
金原ひとみさんの連載小説「クラウドガール」で、「前者・後者」の特徴を知る