Vol. 25　今のあなたが感じる、「コーチングの成果」は何ですか？

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　　あなたの内なる自然【Vol. 25】　2010/12/23
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　「自分らしく１００％表現」の 若狭 喜弘「Yoshi（よし）」です。
　セルフコーチング法、セルフコントロール法や自分を見つめる視
点をお伝えします。
《今のあなたが感じる、「コーチングの成果」は何ですか？》
　これは、先日のマイコーチとのセッション時にテーマにしたものです。
　「コーチングで得られたものは何ですか？」は、例えばコーチングの勉
強会で最初の質問だったりしますが、答えきれていませんでした。
　私にとって、コーチングよりも、交流分析やNLPを学んだことの方が、
「学び」としては大きかったです。
　それらを学ぶことにしたのも、コーチングのセッションによって決めた
のでもありませんでした。
　ですから、「コーチングを受けて、○○を実現しました。」を語れなかっ
たのです。
　私（Yoshi：よし）が、コーチングを学び始めて４年を超えました。
　復習になりますが、（←何のだ？）
　大学生の時代に、ディールカーネギーさんの「人を動かす」を読んで感
動し、でもそのときはそれで終わりました。
　環境コンサルタント会社に勤め、”仲良し” という視点ではない、コミュ
ニケーションの大切さを反面教師的に学び、「自分がマネジメントした方
がきっとうまい」という思いを持って退職しました。
　その後、年間契約のアルバイトを辞め、プラプラと本屋さんを彷徨って
いたら、平積みのコーチングの本があり、「これだ」と、まるで啓示を受
けたようにコーチングを勉強するところを探し始めたことから始まってい
ます。
　そして、４年学んで、
　やっと、自分の人生の実例を交えて「コーチング」について語れるよう
になってきました。
　関係なさそうで関係ある話を挟みます。
　トレーニングの場などの、マイコーチではない方とのセッションで聞か
れて困る質問があります。
　　　「で、最初に何をしますか？」
　困りますね。
　別に隠すわけでも、決めていないという訳でもありません。コーチング
が成立していなかったという訳でもありません。
　　　「そっちの方向で考えてみよう」
　　　「もう少し自分に落とし込もう」
　と思っている訳で、
　つまりは聞かれていることを話すとしたら、『企画書を説明する』よう
なことになって、すぐには言葉にできないのです。もちろん、断片はあり
ますからそれを話してもいいですが、「それって、どういうこと？」と改
めて論理的に聞かれて困っちゃう状況になります。
　こんなことがあるので、単純に「コーチングの成果」と言われても困る
わけです。
［解説しよう］
　別に専門用語はありませんが、・・・・
　「自己ドライブ感」：つまり、自分で責任を持って自分の中に落とし込
み、やることを明文化し、それを実行する、という意識が常にあります。
　ですので、コーチに聞かれなくても実行しちゃうし、コーチに聞かれる
のは自分のペースを乱されることにもなって、ちょっと嫌な気分にもなる
ことがあります。
　コーチングの時間外も含めて完結するので、「コーチングの成果」とは
言い切れないのです。
　さらに。
　コーチングは、「行動を起こすこと」「行動変容を起こすこと」と言わ
れています。このことは、正しいです。
　狭い意味での「コーチング」は、「行動」に焦点が当たります。
　コーチングの場では、単に話す雑談が良いわけではなく、話しながら整
理しつつ、何かの瞬間、何かのきっかけで深い部分で感じていたことに気
づく（＝発見する）ことが大切な訳です。
　つまり、「行動だけ」ではないのです。
　コーチからの信頼があるとしたら、「いつからやる？本当にやる？」な
んて聞かれるはずがありません。
　その質問は、コーチングに不慣れなクライアントさんで、日々「自分で
決めて、自分で行動する」という普通のことが普通にできない人には有効
かもしれません。
　（言葉通りですが、日常的に使うことばとは若干意味が違うかも。誤解
の無いように、ほかの記事もあわせてお読みください。）
　話を元に戻します。
　でも、コーチングを学んで、今のようにドップリはまって良かったなあ、
と思っているのは事実です。
　改めて、「コーチングを始めてから得られたもの」とテーマを少し変え
て綴ります。
　箇条書きで挙げていきます。
　　　・安心した関係の中で対話をすることで、自分の中のものを出すこ
　　　　とができることを知った。（ただし、コーチングでなくても良い）
　　　・安心した関係の中で、互いに話しをできる人たちとの出会い。
　　　・自分という存在の分析。
　　　・さらに客観的な視点の持ち方を知ったこと。
　　　・これから学ぶべき内容やテーマがわかった。
　結局、コーチングはツール（＝道具）としてかなり有効なものだと思っ
ています。私にとって、入り口として、最適なサイズのものでした。
　ただし、私にとって、コーチングの結果得られるものは、コーチングで
なくても得られます。
　要は、スポンサーシップの関係が作れれば、コーチングであってもなく
ても、何でも構わないのです。
　ということがわかったというのが、大きな成果かもしれません。
　そうそう、下記は「安心した関係」を築けている仲間のコーチの方のセ
リフです。
　　　『クライアントさんとセッションしていると、自分が課題と思って
　　　　いることを、相手の方がテーマに出されてびっくりすることが多
　　　　い。』
　それを聞いて「そうかなあ？そうかも知れんなあ？」と思っていました。
　が、
　が、
　最近新しくセッションのお申込みをいただいた方２名と、別個にオリエ
ンテーションの時間にお話をしていましたら、
　　　『この人は、私（Yoshi：よし）と同じテーマを持っている』
　と深く実感しました。
　だからって、
　　　・同情するのではなく、共鳴するのではなく、
　　　・自分の問題をクライアントさんに投影する訳ではなく、
　　　・自分の課題を解決させようとする訳でもなく、
　　　・自分のテーマの答えを出させようとすることでもなく、
　　　・自分が得た答えを与えようとするのでもなく。
　　　・一方で、知らない顔をするのでもなく。
　コーチは、
　　　・真摯に話を聴き
　　　・クライアントから重心を外さず、
　　　・感じたことを素直に伝え、
　　　・思い込みにとらわれず、
　　　・だからって、出てきた思いを削除せずに大切に扱い、
　　　・二人の活気ある、または穏やかな場を柔軟にホールドする。
　だけをするのが役割だと理解しています。
　今のあなたの感じる「コーチングの成果」は、あなたが作るコーチング
の場に深く影響します。
　　　『今のあなたが感じる、「コーチングの成果」は何ですか？』
※「どのくらいの人が理解できるだろうか？」と思いつつ、私（Yoshi：
よし）のコーチング観もあわせて綴りました。
　新しいクライアントさんとの話は、「今、自分と繋がって、自分のやる
べきことをやり、自分の感覚に素直に生きている証拠、証明」かな、と思っ
ています。
　さて、前回も問いかけましたが、
　もう一つ、「内なる自然」とはどういうことだと思われますか？
　あなたの体験を元に、この感覚を思い出してください。
　では次回、お楽しみに。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）
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□参加費□　正会員2,000円　　一般3,000円
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