「全員が同じスキを持っているという安心感が、彼らを無防備にさせる。」
公開日:
:
最終更新日:2017/02/21
et cetera
> 全員が同じスキを持っているという安心感が、彼らを無防備にさせる。
> ナンシー関
(折々のことば 選・鷲田清一)
かなりドキリとした。
例えば、同じ趣味の集まり、同じ職場、電車通勤時にいつも顔を合わせる面々など。
10代までだったら、学校や部活も。
僕であれば、コーチングを学んできた人たちの集まりも。
Twitterの「リスト」やFacebookのタイムラインも、
同じ思考、嗜好の人が並ぶ。
無防備というか、油断しているよね。
共通する価値観を疑っていないし。
そして、安心して反応する。
一応階層があって、
「リア充」や「教える人」「先輩格」の上流側の人と
「参加しました系の人」「突然な投稿をする人」「悟った風なことをさも分かったかのように書く人」の下流側の人。
「読んでいるだけの人」も下流側の人。この人は、怖くて大縄跳びに入っていけない人のようなものだろう。
このような人が固まって、意見を再生産して、
「世界がこれでできている」
と勘違いしていく。
「正解」
ができる。
それを脇から眺めると、『無防備』。
でも、一人でいるよりも大勢の方が安心だからね。
愛おしさと怖さは、ある。
そういうグループの中心にならなければ、と思う反面、
グループを分析してほかに知らせる人、
寅さんのように、突然やってきて少し乱してまた去っていく人
頑固じゃないけど、その場に染まりきらない人
という性分やポジション取りは、抜けないものだ。
関連記事
-
-
「伝えよう」と思ったら、伝える方法を必死に考える
Concert for Lost Voices 009 / jvh33[/caption]
-
-
コミュニケーションでエネルギーが回復する人、消費する人
わくさんのTweetより: "「他人とコミュニケーションをするとHPが回復する人々と、M
-
-
最近開いている3冊の本
最近、平行して読んでいる本、3冊を紹介します。 TA TODAY―最新・交流分析入門
-
-
一番簡単なコーチング講座 Coaching Basics Lite
(※以下の記事は、「顧客満足度の高いプロフェッショナルのためのコーチング技術」に掲載したものと同じで
-
-
空想の先に現実?現実の先に空想?
> 空想は現実の反対側にあるものではなく、空想の延長線上に現実がある。 > 北田博充 (折々の
-
-
ドリームキラーを「へへっ」と笑ってスルー!
「やりたい」ことをやれないのは、 こんなことが起こっているからではないでしょうか? Twit
-
-
「ほかの人間を所有したがるひとがいるでしょ。所有なんかできるわけないのよ。」
> ほかの人間を所有したがるひとがいるでしょ。所有なんかできるわけないのよ。ものですら人間は本質的に
-
-
NORADサンタ2011
Merry Xmas! NORADのサンタ追跡プロジェクト http://www.noradsant
-
-
「ええかぁ~、今だぞぉ~」
> ええかぁ~、今だぞぉ~ > 大学の恩師からの言葉 (一語一会)東海大学教授・スポーツ心理学者
PREV :
「ピンポン球は真上から一点を目がけて落とすと、高くはねあがる」
NEXT :
体調を最低限整える法