「邪道」のためのコーチングってのも、いいんじゃない?
公開日:
:
et cetera
ブログ「仕事のプロのためのコーチング技術」に記事
『「スポーツと武術」から仕事を考える
http://pro.core-infinity.jp/2014/08/sports-and-martial-arts/ 』
を書きました。
そうしたら、Facebookで私の琴線に触れるコメントをくださった方がいらっしゃいました。
この場では匿名としますが、興味がある方は私のFacebookのタイムラインをご覧ください。
------------------------
まずは、Facebookに書いた、自分での紹介文から。
~~~~~~
もしかすると
「コーチングを受けることは修行である」
と思っている人のコーチをしたいのかも、と気づきました。
「コーチングを受けること自体が修業」ではなく、
「コーチングで日常の修行を進める」という意味ね。
私は、
「商売で勝者に」「人生の勝者に」というキャッチフレーズでクライアントを募集していません。
強いて言うなら、
『幸せに生きるために、あなたの人生をどのように使いますか?』かな。
「スポーツのように、勝敗が決まる試合のためのコーチング」
って、実はとっても簡単です。コーチングのフォーマットに添ってコーチングすればいいから。
でも、私がやりたいのは、
「修行する人のためのコーチング」
記事中でいう、「武術」のトレーニングする人に対してです。
ただそこには、「目標」は存在しません。
その時点の状況を客観的に把握して、感じる方向性に向かって最善を尽くすだけです。
残念ながら、これはコーチングに含まれないかもしれませんが。
そんなことを考えて読んでいる、新聞小説のお話でした。
~~~~~~
●コメンター:
「道」のコーチングだね。武道・茶道・華道・・・王道・邪道なんてのもあるか・・・
●若狭 喜弘(わかさま):
「邪道」って言葉に、ぐっと引き込まれました。
人にはそれぞれの道があるから、ある人から見たら邪道かもしれないけれど、本人にとっては、何の疑いが起こらない道かもしれません。
「方便」のように、一般から見て普通じゃなくても、まず吉縁を結ぶこと。吉縁を結べればそれもいいですね。
「道」と聞いて思いついたこと。
例えば
「優勝した先に何を体現している人生ですか?」
「今の成功が500年後に持つ意味は?」・・・もちろん、「成功しても、それは自分一代のモノ」という答えもアリ
について対話できるコーチングっていいですね。
コーチングについて理解があまりない方は、「そんな質問されたら困る」と思うでしょうが、そういう人は、答えを教えてくれる研修やセミナーに出てくればいいんじゃないかな?
「道」って、自分の人生をどう遊ぶか、どう膨らますか、生まれたときには思いもしなかったことをどれだけ経験するか、っていうことなんだなあ。
どっちにしても、不足感で生きている人には、意味が理解できないコーチングでしょうね。
(Facebookより引用)
~~~~~~
[余談というか、別のはなし]
冷静に考えて、「スポーツと武術」からここまで来るって、かなりぶっ飛んだ発想力の使い方です。
こういう自分自身って結構好きです。
それと、「自分が言いたいことを言うために、知能を尽くして無理やり捻じ曲げて自分のところに引き込む人」がいます。
見た目は近いかもしれないけれど、私の場合はちょっと違います。
私の場合は、
どんな話題でも、最終的に言っていることは同じになっています。
だからといって、話し始めの話題を根拠だなんて言わないし、もっともらしくも言いません。
「今話しているこのことが大事だと思うから話しているんだ」
と、きわめて自然に思って話しているだけです。
だから、その後、どこに進んでいくか、私も知りません。
関連記事
-
-
幸せってどういうことだろう?
「幸せってどういうことだろう?」 しばらく前の「対話の会」の誰かのつぶやきです。 とっさに
-
-
Web紹介「バジル先生のこころと身体の相談室」
書きたいし、お伝えしたいテーマもあるけれど、 ここに「書く」ことについては、お休み中です。
-
-
「匂いをかぐかのようにそろーっと近づき、おのおのの方法で節度を保ちながら相手と向き合う」
>横たわる生後2カ月の赤ちゃんに、犬、猫、オウムがそれぞれ、匂いを嗅ぐかのようにそろーっと近づく。彼
-
-
「あなたも〜になればわかる」
「〜していない人にはわからない」「あなたも〜になればわかる」系発言のよろしくない点は「あなたの今は過
-
-
「僕はひとりだ」と思った幼い時の自分を心からいたわる
WAKASA Yoshihiro[/caption] 先の記事、 「僕はひと
-
-
いつも、自分の真実を話す
> 「つねに真実を話さなくちゃならない。なぜなら真実を話せば、あとは相手の問題になる」 > マイケ
-
-
「いくさの準備をすれば、いくさが寄ってきますよ」
孫引きで申し訳ありません。 元の出典は、 小説 琉球処分(上) (講談社文庫) By
-
-
「体験する時間」が文章になるまで
体験する時間 身体で受け止める時間 エッセンスに気づくまでの時間 文章にする時間 メール通信、Ame
-
-
自分の力を発揮できる温度は
人間はもろいね。 夏は気温が30度を越えると頭の中が溶けて緩んでくるように働かなくなる
-
-
「自由を守る」ためにはエネルギーを与え続けなければならないようだ
> 「自由の獲得」は劇的な政治変化を伴うのに対し、「自由の喪失」は音もなく徐々に、ほとんど人の気づか
PREV :
雨は降るけれど、『ちょうどいい、ありがとう』
NEXT :
引き受けていたら、繋がっていく!(プログラム編)