「君は今、行き詰まっている。でも、それがいいんだ。」
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et cetera
> 君の将棋は今、行き詰まっている。でも、それがいいんだ。中途半端に活躍するよりいい
> 升田幸三
(折々のことば 選・鷲田清一)
このようなことを言われる人は、
升田幸三さんの場合は将棋の世界、
その世界を根本的に変える可能性があるのだろう。
でもこれは、「言う側」は世界の行き詰まりを察知し、
言う相手にその可能性を見出さなければいけないし、
「言われる側」は、『取り組むべき「問い」がわからない』のだけれど、
好きだけど泥沼にはまっている状況にあるのだろう。
「何がわからないかわからないけれど、
今、みんなが満足している状況には違和感を感じる」
というような。
もっとも、「本当に世界を変える」かどうかは、100%ではない。
途中で力尽きたり、つぶれたり、やめたりすることは十分にある。
誰かがきちんと見守り続けられればいいけれどね。
「わかりやすい」
「簡単に成功する」
それ以外の人に注目しよう。
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